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お賽銭は5円がいいの?高額だと願いは叶う?金額に迷ったらお賽銭の意味を考えよう

  • 2023.1.1

初詣や合格祈願などで神社仏閣に行く人もいるでしょう。参拝時にお賽銭を入れますが、毎回いくら入れていますか?

自分なりにお賽銭の金額を決めて入れている人もいれば、毎回違った金額を入れて、いくら入れることが正解なのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、お賽銭の本当の意味や適切な金額などについて解説します。

■そもそも初詣とは

普段は神社仏閣に行かなくても、「初詣のために行く」という人もいるでしょう。初詣には、新しい年の一番初めに神社やお寺を訪れて、その年の幸せを祈願するという意味があります。

初詣のルーツは、平安時代までさかのぼります。形式を変えながらも現在まで残り続ける、日本の昔ながらの風習です。

■お賽銭の意味はお願い?それともお礼?

お賽銭には、神仏からの恩恵に対する感謝の意味があります。願いを叶えてもらうための対価ではありません。また、穢(けが)れを払うという解釈もあるようです。

なお、神社のお賽銭には日頃の感謝を伝える意味がありますが、お寺のお賽銭には自分の欲を捨てる修行の意味も含まれています。

■お賽銭は5円が良いの?それとも高額がおすすめ?

お賽銭といえば、「ご縁がある=5円」をイメージする人が多いでしょう。

もしくは願いごとを叶えてもらおうと、高額のお賽銭を入れる人もいるかもしれません。

前述した通り、お賽銭には感謝や穢れを払う修行などの意味があるため、金額で何かが変わることはありません。身の丈にあった金額で良いのです。

■語呂合わせでゲン担ぎも

日本人には、ゲン担ぎや数字での語呂合わせを好む人が多いといわれています。お賽銭でも、縁起を担いで以下のような金額にするのはいかがでしょうか?

・5円:ご縁
・25円:二重にご縁
・45円:始終ご縁
・100円:100のご縁
・115円:良いご縁
・485円 :四方八方からのご縁

反対に、語呂合わせで好ましくないとされるのが10円と500円です。10円は「遠縁」、500円は「これ以上の硬貨がない=効果がない」となるためです。

■金額に関係なく気持ちが大切

お賽銭の金額によって、願いが叶いやすいということはありません。むしろ参拝することに意味があるため、感謝の気持ちを込めてマナーを守って、正しい参拝をすることをおすすめします。

どうしてもお賽銭の金額が気になる人は、語呂合わせで縁起を担いで金額を決めるのも良いかもしれません。

文・山村望愛(ファイナンシャル・プランナー)
国立大学経済学部卒業後、大手証券会社に入社。約8年間、窓口にて個人向けの資産運用アドバイスを行う。現在は、投資初心者向けの記事や子育て世代に向けた記事など幅広いテーマの記事を執筆するかたわら、キッズ向けのマネーセミナーなどを企画・運営。

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