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義母の本性に唖然…子作りに口出しされる30代妻の「地獄の日々」【前編】

  • 2022.12.31

離れていたときには気にならなくても、近居や同居をきっかけに義母との付き合いに苦労する女性も…。近居をきっかけに義母の知られざる一面を知ってしまい、そのことが原因で夫婦仲にも影響を及ぼしたという30代女性の体験を、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

結婚4年目で義母と近居に…予想外の問題が勃発!

綾さん(仮名)は、7歳年上の夫と結婚4年目にして義実家との近居生活がスタート。高齢になってきた義父母に介護が必要になったときに備えての決断だったそうです。

「それまでは義実家との付き合いは年に1〜2回顔を合わせる程度で、いわゆる“うわべだけ”の付き合いしかしてきませんでした。お正月や長期休暇のときに子どもを連れて夫と帰省をするだけだったので、義母がどんな人なのか、しっかりと向き合う機会もなかったんですよね。
だから近居をして初めて、義母が異常に占いにハマっていることを知って、かなり驚きました」

尋常ではない金額を費やし、なんでも占いに頼る義母

近くで暮らすようになって以来、自分たち夫婦の生活にだんだんと介入してくるようになった義母をうっとうしく感じていたという綾さん。しかし最初のうちは波風を立てまいと、義母の言うことを黙って聞いていたそうです。

「義母はもともとちょっと弱気な性格で、おとなしい人っていう印象しかなかったんです。でも近居をしてみたら占いにハマり過ぎていて、なんでも占いに頼る人だと知りました。
確かに昔も、帰省の日にちを決めるときに『日なら日柄がいいから』といった発言をしていたのは覚えていたのですが、まさかそこまで占いにどっぷりハマっている人だとは思いもしなかったので、かなり衝撃でした。
占いが好きなだけなら問題ないんですけど、近居になってからというもの、私たちの家の風水や出かける先、日時、ひどいときにはその日の行動に至るまで口を出してくるようになって…。
後から知ったのですが、義母には何人かお気に入りの占い師がいて、その人たちに費やす金額も尋常ではありませんでした。義母には趣味がないので、かなりの額を占いに費やし、占いが生きがいになっているようでした」

綾さんは、義母のエスカレートする干渉に苛立ちを覚えるようになっていたものの、義実家とトラブルを起こしたくない一心で我慢を続けたそう。しかしそのうちに“2人目の孫”を欲しがる義母が、占いを口実に綾さんたち夫婦の夜の生活にまで口出しをしてくるように…。

“占い師の言葉”を口実に、子作りにまで干渉

「うちの子が3歳になったときに『きょうだいを作るなら、あまり年が離れ過ぎていないほうがいい』と義母が言い出したんです。どうやら私たちの子作りについてもお気に入りの占い師に相談していたらしく、どこそこのパワースポットに夫婦で行けとか、〇月〇日に夫婦の営みをすれば授かるとか、露骨に意見してくるようになりました」

デリカシーに欠ける義母の発言に、綾さんのストレスはやがて限界を迎えるように。義母と顔を合わせたくないと思うほど、精神的に追い詰められていきます。

「それで、夫に義母の干渉をなんとかしてほしいってお願いしたんです。ところが夫は『俺はちょっとそういうのは苦手だから』とまったく間に入ってくれなくて…。そうこうしているうちに、義母からの干渉がさらにエスカレートしていって、私はついにストレスのせいで生理も不順になり、子作りどころではなくなってしまったんです」

綾さん自身も、もうひとり子どもはほしいと考えていたものの、あまりにも義母から干渉されたことで、だんだんと子作りはどうでもよくなっていってしまったとのこと。

義実家との物理的な距離が近くなることで、これまでは気にならなかった義父母の欠点が目につくこともあるでしょう。上手に距離感をコントロールできればベストですが、現実には義父母の性格次第で対処法も変えなくてはなりません。夫に相談しても埒が明かない場合は、自分の心が壊れてしまう前に行動に移すことが大切ではないでしょうか。

©takasuu/gettyimages
©kazuma seki/gettyimages

文・並木まき

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