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ブームはいつまで続く!? 韓ドラファンを魅了した2022年の「法廷ドラマ」

  • 2022.12.31

韓国社会で専門職を持つ人は、多くの人から羨望の目で見られる。そのためか、2022年の韓国ドラマは、専門職を代表する弁護士を描いた、“法廷ドラマ”がブームだった。

2022年に放送された法廷ドラマはかなり多い。

大ヒットした『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』をはじめ、『未成年裁判』『アゲイン・マイ・ライフ』『The Empire:法の帝国』『真剣勝負』『弁論をはじめます。』『法に則って愛せよ』『なぜオ・スジェなのか』『軍検事ドーベルマン』『わずか1000ウォンの弁護士』『ドクター弁護士』など、十指に余る。

法廷ドラマは起承転結が明確なため作品を理解しやすいことや、正義を実現する痛快さを感じさせるというメリットがある。さらには男女主人公が力を合わせて事件を解決しながらラブライン(恋が芽生えたり、進んでいく様子)を作ることも自然に描ける。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、従来の法廷ドラマと似ているが、新米弁護士の主人公が自閉スペクトラム症を持つという設定で、新しい展開を見せた。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』韓国版メインポスター

偏見と先入観を破っていくウ・ヨンウの姿に視聴者は熱狂し、主要キャラクターに愛称が付けられるほど人気を博した。初回0.9%から始まった視聴率は、最終回で17.5%の自己最高記録を打ち立て、視聴者を動かすのは“作品の面白さ”であることを明らかに示した。

『わずか1000ウォンの弁護士』の主人公、チョン・ジフンを熱演したナムグン・ミンは、“やられたらやり返す”ストーリーで面白さと感動を同時に与えた。

『アゲイン・マイ・ライフ』韓国版メインポスター

他にもイ・ジュンギ主演の『アゲイン・マイ・ライフ』、ソ・ヒョンジン主演の『なぜオ・スジェなのか』が10%台の視聴率をキープし、『軍検事ドーベルマン』『未成年裁判』の場合も今まで取り上げられなかった軍事裁判、未成年犯罪を描いたことで口コミが広がった。

今や事件を解決しながら正義を唱えるだけの作品は、視聴者の気を引けない。「どうして?」と食い込むような話、結末まで手に汗握るストーリーに反応するからだ。

2023年にも新しい法廷ドラマが放送を控えている。まずはイ・ソンギュン、ムン・チェウォン主演の『法銭』(SBS)と、カン・ソラが主演する『他人になれるか』(ENA)が1月から放送予定だ。

2023年はどんな法廷ドラマがヒットするか。ドラマ業界の動向に注目したい。

(記事提供=OSEN)

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