2022年、話題をさらった「フェイスジュエリー」とは？

今年5月に開かれたカンヌ国際映画祭の閉会式で、みんなの視線を釘付けにした64歳の女優アンディ・マクダウェルの驚きのメイクを振り返る。

2022年5月28日、カンヌ国際映画祭でのアンディ・マクダウェル。photography : Nicolas Genin/ABACA

2021年のカンヌ国際映画祭では、華やかなグレイヘアを披露して話題を呼んだロレアルパリのミューズ、アンディ・マクダウェル。2022年のレッドカーペットでも、ド派手なアイメイクでその名を轟かせた。5月28日の閉会式では、エメラルドのペンシルで目の下にラインを引き、同じ色のラインストーンで縁取り。一度見たら忘れられないその目元に、周囲はどよめいた。

2022年5月28日、カンヌ国際映画祭でのアンディ・マクダウェル。photography : David Niviere/ABACA

さらにゴールドのチークが彼女の大胆なアイメイクを際立たせていた。まるで「ユーフォリア／EUPHORIA」の世界から飛び出してきたかのようなこのメイクは、ロレアルパリのアーティスティックディレクター、ヴァル・ガーランドが手がけたもの。アイメイク以外は比較的ヌーディーで、頬にシンプルなチークを入れ、唇はメタリックに仕上げている。

トレンドの「フェイスジュエリー」

アンディ・マクダウェルは、2022年のメイクアップトレンドとして、「フェイスジュエリー」を挙げていた。

今年ランウェイやデュア・リパ、カーラ・デルヴィーニュなどスターたちにも見られたフェイスジュエリーは、目元、口元、頬骨のあたりを印象的に演出する。

こうした新たなメイク法はZ世代だけのものではなく、どんな世代の女性をも輝かせるものだと、2022年のレッドカーペットで、アンディ・マクダウェルが証明してくれたと言えよう。