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壮絶な出産。泣き声が聞けることは幸せなこと『産声を聞かせて』

  • 2022.12.30
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特に問題ない出産で、母子ともに健康であると判断されたら、病院の規定に沿って母子同室指導が始まり、一緒に退院するものです。しかし、特別な事情があり、そうできない場合の人もいます。星田つまみ(@hoshi.da)さんもそんな特別な事情があったひとりです。「常位胎盤早期剝離」という状態でうまれ、生後7分間息をしていなかった長男にいくん。黄疸の数値も悪く母子同時退院は難しいという判断となりました。出産の奇跡と不運の狭間を描く『産声を聞かせて』を紹介します。

一緒に退院ができないなんて。不安が一気に溢れる

出産してから不安がずっと続き、やっと思いで母子同士室になり一安心、と思った矢先のでき事でした。黄疸の数値が悪く、にいくんだけ入院延長が決まりました。

一緒に帰れるという期待をしていた分、その悲しみや混乱は星田つまみさんの心の中には収まりきりません。早く数値が安定し退院できればよいのですが…。

ようやく退院決定、そして渡された一枚のカード

ようやく、黄疸の心配もなくなり、にいくんも退院となりました。出産直後は泣き声を聞くことができなかったけど、こうして腕の中で、元気に大声で泣くわが子を抱っこできるよろこびを感じている様子がひしひしと伝わってきますね。

元気な泣き声をメモリアルカードに録音し、ついに退院のときを迎えました。

月日は流れ…。元気な泣き声を聞けた幸せを噛みしめる

壮絶な出産から約8年の月日が流れました。にいくんは健康そのもの。大きくすくすくと育っています。

妊婦さんの全員が、安全な出産ができるわけではない。常に危険と隣り合わせであると、改めて気づかせてくれる作品でした。そして、元気な産声が聞けるということは、とても奇跡的で幸福なことだったと教えてもらった気がします。

著者:ゆずプー

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