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彼氏が私じゃない女性と結婚。「気づけば自分が浮気相手」女性の苦い体験談

  • 2022.12.30

当時19歳だったのじ(@noji09noji)さんは、入院中に担当の看護師・木多口さんを好きになりました。思い切って告白したところ、後日ふたりきりで会うことに。女性の影を感じ不安はありつつも、順調にお付き合いしていると思っていたのじさん。しかし、共通の知り合いから、彼が結婚すると聞かされることに。衝撃のエッセー作品『気づいたら浮気相手だった話』を紹介します。

一目ぼれから始まった恋は、急展開

入院中に担当の看護師さんに恋した当時19歳ののじさん。思い切って告白したものの、連絡が来るはずもないとあきらめていたのですが、ふたりきりで会えることに。

会ったその日から誘われるまま、彼の部屋で一晩を過ごすことになったのですが、部屋に入るなり目に入ったのは女性ものの香水。木多口さんのことが好きなのじさんは、はっきり聞くこともできないまま、遠距離恋愛が始まります。

ある日共通の友人との食事会で聞かされた木多口さんの結婚にショックを隠せないのじさんは、別れを決意します。

気持ちの整理には時間がかかりそうですが、のじさんは木多口さんを忘れて前に進むことができるのでしょうか。

好きだからこそ聞けない…恋愛って難しい

まだまだ若い19歳。年上の優しい彼との恋に気持ちは盛り上がっていたのでしょう。わざわざ遠くまで会いに来てくれたことに彼に「本気」を感じ、明確な告白もないまま彼の気持ちを信じ切ってしまいました。

女性の影に不安を感じたときに怖くて真実を聞けないところも、すぐに会いに行けるように引っ越しを勝手に決めてしまったことも、恋に突っ走る若さゆえ…。読者として筆者はそのように感じました。

自分の気持ちに正直なのは悪いことではありませんが、不安を感じたら誰かに相談するなど、冷静な一面も必要なのかもしれません。

先走って失敗。前を向けるようになるまで

不安なことをはっきり聞けず、深く傷つくことになってしまったのじさん。恋愛は経験してみないとわからないこともありますが、疑惑にきちんと向き合う勇気が持てていたら、今回のような経験は避けられたのかもしれません。

このお話には登場しませんが木多口さんの「結婚相手」とされる女性も、もしかするとのじさんの影に気づき、不安を抱えていたのかもしれません。浮気で傷つく人は、1人ではないのですよね。

のじさんは、前を向けるようになるまで時間がかかりました。恋愛中は周りが見えなくなりがちですが、家族や友だちの声にも耳を傾けながら、すてきな恋ができたらよいですね。

若さゆえの恋愛の失敗談を描いた『気づいたら浮気相手だった話』、苦い経験談ながら学びのあるエッセー作品でした。

著者:ゆずプー

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