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「ねぇ、もしかして腐女子…?」【自作のBL小説】を旦那に読まれた!その後、まさかの返答が!

  • 2022.12.29
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誰にも迷惑をかけていなければ、腐女子であることは別に悪いことではありません。でも配偶者や家族にはちょっと秘密にしておきたいお楽しみですよね。
今回は私が腐女子であることが、うっかり旦那にバレてしまった時のお話です。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

久しぶりにどハマり!

実は私は学生時代から、筋金入りの腐女子。ハマったジャンルがあれば、そのキャラクターをお借りした二次創作のBL小説を書いて同人誌を作り、コミケなどの即売会で販売していました。

しかしそんな趣味があったことは旦那にはナイショ。BLというのはあまり男性には理解されにくい趣向ですから、過去に作った同人誌も実家の物置に置いたまま結婚をしました。

何かのきっかけでBLに関する話題になった時も、「へー、そんなんあるんだ」とスルーしてひた隠しにしていました。

しかし結婚してしばらくすると、旦那が「これ面白いらしいよ」と買ってきたある漫画に夫婦二人でドハマり!旦那は純粋にストーリーに魅力を感じていたようですが、私はストーリーやキャラクターの魅力にプラスして、ちょっと腐女子目線で楽しんでいたのです。

BLが書きたい!

漫画のストーリーが進むにつれ、私の創作意欲がウズウズ。二次創作のBL小説が書きたくてたまらなくなりました。

そして旦那が会社に行っている間にパソコンでこっそりBL小説を書き、二次創作の小説を投稿できるサイトにアップすることに。

創作活動はとても楽しく、私の小説を読んでくれる人もどんどん増えていきました。「どうか今まで書いた作品をひとつにまとめて、本にして欲しい」と同人誌を作るようリクエストされることも。

そこで私は旦那に内緒で、コミケに参加することになりました。

製本作業をしていると…

久しぶりの同人誌でしたが、今回はあまりお金がかけられないので印刷所に頼むのはやめ、自分で原稿をコピーして製本する、いわゆるコピー本を作ることに。

「何してるの?大変そうだね」
「うん、ちょっと仕事で…」
どっさり原稿をコピーして、いよいよ製本。その日はとても寒かったのでコタツで製本作業をすることにしました。
幸い私は在宅で仕事をしていたので、私が自宅でなんやかんやと作業をしていても、旦那も特に不審に思うことなくコタツでテレビに夢中。

印刷した紙に折り目をつけて重ね、製本用のホッチキスで綴じる。それを繰り返しているうちに、私は新作の小説を本にするために連日遅くまで小説を書いていたこともあり、うとうとと眠くなってしまいました。

ヤバい!旦那に読まれた!

誰かが鼻をすする音がしてふと目を覚ますと、そこにはなんと私が製本したばかりのコピー本を手に取った夫の姿が。
「もしかして…読んじゃった?」
「うん…」
旦那は涙を浮かべて答えました。もしかしたら自分の好きな作品をこんな風に二次創作されるのが嫌だったのかと思い、私が謝ろうとすると…。

「名作だよ、これ!俺もう泣いちゃって泣いちゃって…」
「…え?」
なんと私が書いたBL小説を読んで、その内容にいたく感動して泣いていたようでした。
「もしかして嫁ちゃん、〇〇さん?(ペンネーム)」
「ちょ…なんで知ってるの!?」
「俺、ファンでずっと読んでたんだよ」
旦那の言うところによると、旦那も筋金入りの腐男子。私が書いて投稿していたサイトの常連だったというのです。そして私が書いているとも知らず、私の作品のファンだったとのこと。

「先生!製本のお手伝いさせてください!」
そう言って旦那は私がやりかけていたコピー本の製本を手伝ってくれました。もちろんコミケも一緒に参加。趣味が合う夫婦で、本当に良かったです。

ftnコラムニスト:緑子

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