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【世界遺産が多い県ランキング】日本の登録世界遺産は25件!一番多い県はどこ?

  • 2022.12.29

世界遺産とは、世界遺産リストに登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ文化財、景観、自然などのこと。建造物や遺跡などの「文化遺産」、自然地域などの「自然遺産」、文化と自然の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3種類があります。日本には現在、25件の世界遺産(2022年12月26日時点)がありますが、一番多い県はどこなのでしょうか? 今回は、世界遺産が多い県をランキング形式で紹介します!

 

 

第3位【1件】栃木県・群馬県・富山県・山梨県・岐阜県・三重県・京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県・和歌山県・島根県・山口県・佐賀県

第3位は、世界遺産が1件ある、栃木県・群馬県・富山県・山梨県・岐阜県・三重県・京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県・和歌山県・島根県・山口県・佐賀県の14府県です。

栃木県

日光の社寺

群馬県

富岡製糸場と絹産業遺産群

富山県

白川郷・五箇山の合掌造り集落

山梨県

富士山‐信仰の対象と芸術の源泉

岐阜県

白川郷・五箇山の合掌造り集落

三重県

紀伊山地の霊場と参詣道

滋賀県

古都京都の文化財(京都市・宇治市・大津市)

京都府

古都京都の文化財(京都市・宇治市・大津市)

大阪府

百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群-

兵庫県

姫路城

和歌山県

紀伊山地の霊場と参詣道

島根県

石見銀山遺跡とその文化的景観

山口県

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

佐賀県

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

第2位【2件】北海道・青森県・秋田県・東京都・静岡県・広島県・福岡県・長崎県・熊本県・沖縄県

第2位は、世界遺産が2件ある、北海道・青森県・秋田県・東京都・静岡県・広島県・福岡県・長崎県・熊本県・沖縄県の10都県です。

北海道

知床

北海道・北東北の縄文遺跡群

 

青森県

白神山地

北海道・北東北の縄文遺跡群

 

秋田県

白神山地

北海道・北東北の縄文遺跡群

 

東京都

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

小笠原諸島

 

静岡県

富士山‐信仰の対象と芸術の源泉

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

 

広島県

原爆ドーム

厳島神社

 

福岡県

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

 

長崎県

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

 

熊本県

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

 

沖縄県

琉球王国のグスク及び関連遺産群

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

第1位【3件】奈良県・鹿児島県・岩手県

第1位は、世界遺産が3件ある、岩手県・奈良県・鹿児島県の3県です。

岩手県

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐

毛越寺 写真協力:公益財団法人 岩手県観光協会

平泉の寺院や浄土庭園は、中国から伝わった仏教と日本古来の自然崇拝思想が融合した浄土思想に基づき、現世における仏国土(浄土)の空間的な表現を目的として創造されました。平泉の浄土思想は、今も平泉で行われている宗教儀礼や民族芸能などに確実に受け継がれています。

構成資産は中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山です。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」は西洋から非西洋への産業化の移転が成功したことを証言する産業遺産群により構成されています。19世紀後半から20世紀の初頭にかけ、日本は工業立国の土台を構築し、後に日本の基幹産業となる造船、製鉄・製鋼,石炭と重工業において急速な産業化を成し遂げました。

北海道・北東北の縄文遺跡群

「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した人々の生活と精神文化を伝える文化遺産です。北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する17の遺跡で構成されています。

奈良県

法隆寺地域の仏教建造物

法隆寺 ※画像はイメージです ©︎Shutterstock.com

法隆寺地域には世界最古の木造建築が数多く残っています。7世紀に法隆寺・法起寺ほかの仏教寺院が造営され、これらの寺院では現在も宗教活動が続けられています。

法隆寺は、7世紀初期に創建がはじまり、現在の伽藍は西院及び東院と子院群で構成されています。西院は7世紀後半から8世紀初頭にかけて再建されたもので、東院は8世紀前半に建設されたものです。

古都奈良の文化財

東大寺 ※画像はイメージです ©︎Shutterstock.com

奈良は、710年から784年までの日本の首都であり、政治・経済・文化の中心として栄えました。この時代に中国(唐)との交流を通して日本文化の原型が形成され、首都が京都へ移った後も、大社寺を中心にした地域が宗教都市として存続、繁栄しました。

構成資産は東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡です。

紀伊山地の霊場と参詣道

紀伊山地は本州最南端、太平洋に張り出す紀伊半島に位置し、標高1,000m~2,000m級の山脈が縦横に走り、年間3,000mmを超える豊かな降水量が深い森林をはぐくむ山岳地帯です。

紀伊山地は太古の昔から自然信仰の精神を育んだ地で、6世紀に仏教が伝来した以降、紀伊山地は真言密教をはじめとする山岳修行の場となりました。また、9~10世紀に広く流布した「神仏習合」思想(日本古来の神々は仏教の諸尊が姿を変えて現れたものとする日本固有の思想)の聖地としても信仰を集めていました。

自然環境に根ざして育まれた多様な信仰の形態を背景として、「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」と呼ばれる顕著な三つの霊場とそれらを結ぶ「参詣道」が形成されました。

鹿児島県

屋久島

屋久島 写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

屋久島は中心部に九州の最高峰宮之浦岳(1936m)をはじめとする高峰が聳える山岳島です。樹齢数千年に及ぶとされる直径3~5mにも達するヤクスギは、生態的にも、かつ形態的にも世界的に貴重な天然林と考えられています。さらに、アカヒゲ、アカコッコ(危急種)等絶滅の恐れのある動植物が生息、自生。屋久島の全面積の約2割に相当する10,747haが自然遺産地域として登録されています。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・山口県・岩手県・静岡県で登録されています。

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

奄美諸島 マングローブ原生林 写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

奄美大島と徳之島が鹿児島県。奄美群島は、国際的にも希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域であり、アマミノクロウサギなどの絶滅危惧種を含む動植物の生息・生育地です。この「生物多様性」が評価され、沖縄島北部、西表島とともに、世界自然遺産に登録されました。

参考:

外務省 世界遺産

文化庁 日本の世界遺産一覧

屋久島世界遺産センター

 

 

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