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夫は優しい、でも満たされない…昼顔妻が「不倫に溺れたきっかけ」【前編】

  • 2022.12.28

結婚生活はそれなりに幸せなのに、何かが物足りない…。そんな思いから不倫に手を出してしまう既婚女性がいるようです。今回は、夫の前では良い妻のふりをしながら、実は他の男性と浮気をしていたエリさん(仮名)の経験談を聞いてきました。彼女が不倫を始めたきっかけとは…?

「彼との結婚は妥協だった…」

エリさんは30歳の時に結婚。夫の優斗さんは、5歳年上で一流企業に勤めるサラリーマンでした。

「正直、20代まではかなりモテました。経営者の男性などとの出会いも多かったので、できるだけ良い条件の男性と結婚したくて、選り好みしていたらあっという間に30歳に。それで少し焦って、その頃アプローチしてきてくれた優斗で妥協しようと思ったんです。

友達からは『優斗さんは学歴もいいし、一流企業勤務だし、そんなエリートと結婚できるなんてエリは勝ち組だね』と言われました。友達からすると優斗は高スペックのようでしたが、正直私からするとそうでもありません。もっとスペックが高い男性とたくさん付き合ってきたし、本当は経営者と結婚したかったのに…という思いがあったんです」

しかし結婚してからも優斗さんはとても優しく、エリさんを溺愛してくれました。

「優斗はとてもいい夫だったと思います。共働きでしたが、私が少し家事をやるだけで喜んでくれて、誕生日などにはかなり奮発してブランドバッグやジュエリーを買ってくれました。

結婚当初は、もっと条件のいい男性と結婚したかったという後悔がありましたが、優斗が私のことをとても大切にしてくれるので、次第に気にしなくなっていきました。ただ一つだけ満足できないことがあったんです…」

夫に対する唯一の不満

エリさんが心に秘めていた、夫への不満。それは、カラダの相性があまり良くないことでした。結婚前は気にしないようにしていましたが、モヤモヤは少しずつ蓄積していきます。結婚して1年以上が過ぎると、次第に優斗さんとの行為が苦痛になっていきました。そして女として満たされない思いも募るばかり。

「そんな矢先に偶然ばったり会ったのが、以前よく一緒に飲んでいたワタルです。ワタルとは20代の頃によく遊んでいて、実は当時、酔った勢いでカラダの関係を持ったこともあります。しかも見た目はかなりイケメン。結婚してからはさすがに連絡を絶っていましたが、そういえばワタルとはカラダの相性がかなり良かったことを思い出したんです」

夫の前では良い妻の仮面を被りながら…

「ちょうどその頃は、優斗が繁忙期で帰りが毎晩かなり遅かったので、ワタルを誘って飲みに行き、そのままホテルに行ってしまいました」

その日をきっかけに、エリさんは夫に隠れてこっそりワタルさんと会うようになりました。ワタルさんも割り切った関係を望んでいたので、都合が良かったのです。

「離婚したいとか、そんな気持ちは全くありませんでした。優斗は最高の夫だと思います。ただ、彼では満たせないものを満たしたかっただけ。ワタルと会うようになってからは全てが順調でした。家ではもちろん良い妻のフリをしていたので、優斗は全く気づいていませんでした。

よく会っている女友達には全てを話していました。非難されるわけでもなく、友達からはかなりうらやましがられていましたね。『エリート夫に溺愛されている上に、イケメンの彼氏までいるなんていいなあ』と言われて、かなり気分が良かったです」

夫の前では貞淑な妻のフリをしながら、夫では満たされない思いを、浮気相手の男性で埋めていたエリさん。

結婚生活は手放したくないけれど、女としての欲望も満たしたい、何もかもを手に入れようとすると人は強欲になり、恐ろしくリスクの高い行動に手を出すようです。

はたから見ると一見幸せな夫婦も、実はどんな隠しごとを秘めているかわからないと感じるエピソードでした。

©Cultura RM Exclusive/Twinpix/Gettyimages
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文・取材 小泉幸

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