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湘南ベルマーレに正守護神移籍の全北現代が代役確保!“2部のチョ・ヒョヌ”の異名持つ26歳GK獲得

  • 2022.12.27

韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは12月27日、Kリーグ2(2部)のFC安養(アニャン)から韓国人GKチョン・ミンギ(26)を獲得したことを発表した。

1996年2月9日生まれのチョン・ミンギは韓国の中央(チュンアン)大学出身。在学中の2017年には太白(テベク)市で行われた「第4回アジア大学サッカー大会」に韓国Aチームの一員として出場するなど、韓国の大学サッカー界で注目された選手だった。

その後、翌2018年に大学を中退してKリーグ2のFC安養に入団。加入以降3シーズンは控えが定位置だったが、4年目の2021年から正守護神に定着。直近2シーズンでリーグ通算77試合81失点を記録し、うち30試合でクリーンシート(無失点試合)を達成した。

湘南移籍ソン・ボムグンの代役に

 

優れた瞬発力と反射神経でスーパーセーブを連発する姿は、2018年ロシアW杯で大活躍を披露した“奇抜ヘアーのGK”ことチョ・ヒョヌ(31、蔚山現代)を想起させ、“Kリーグ2のチョ・ヒョヌ”なる異名も持つチョン・ミンギ。

FC安養は彼の安定的な活躍もあり、直近2シーズンのKリーグ2を3位でフィニッシュする好成績を記録。チョン・ミンギ自身もKリーグ2年間ベストイレブンのGK部門に2年連続で選ばれるなど、着実にパフォーマンスを評価され、全北現代に移籍することになった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チョン・ミンギ

これまで正守護神を務めた韓国代表GKソン・ボムグン(25)がJ1リーグの湘南ベルマーレに完全移籍した全北現代としては、2部の舞台で実績十分のチョン・ミンギ、また金泉尚武(キムチョン・サンム)での兵役を終えて復帰する若手GKキム・ジョンフン(21)の合流で、ソン・ボムグンに代わる新守護神を据えるつもりだ。

チョン・ミンギは加入に際し、「全北現代は無条件で優勝しなければならないチームだ。心強いパフォーマンスでチームが再び優勝トロフィーを掲げられるよう頑張りたい」と意気込みを伝えた。移籍の手続きを終えたチョン・ミンギは来年1月からチーム練習に合流する。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)湘南に移籍したソン・ボムグン

2017~2021年で前人未到の5連覇中だったKリーグ1の王座を、2022年に因縁のライバル蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)に奪われた全北現代。

王座奪還を図る2023シーズンに向けては、横浜F・マリノスから蔚山現代にレンタルしていた元日本代表MF天野純(31)の獲得が濃厚であるほか、ドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンから韓国代表FWイ・ドンジュン(25)を獲得するなど、積極的な補強を進めている。

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