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要注意!老後破産まっしぐらの原因3つと対策とは

  • 2022.12.27

老後の生活で苦しむ方が増えています。その原因としては、「思ったほど年金がもらえなかった」「貯金を使いすぎてしまった」ということがあるでしょう。

老後破産に陥ってしまう3つの原因と対策を考えます。

■ライフプランを立てていない

老後に必要な金額の試算をせずに、行き当たりばったりのお金の使い方をするのは危険です。まず、老後いくら年金が受給できるのか、老後必要になる生活費を算出します。

年金で生活費をカバーできればいいですが、できない場合はその分を現役時代に貯めておく必要があります。老後になってから収入を得るのは難しいので、なるべく多めに確保しておくと安心です。

老後資金を知った上で、子どもの教育資金やマイホーム資金を試算すると無理のない範囲で対応できるでしょう。ライフプランを立ててみたい方は、銀行などの金融機関に相談してみてはいかがでしょうか。

■貯蓄がないor 極端に少ない

50代の時点で貯蓄がまったくない、もしくは少ない人は、そのまま老後に突入するとさらに厳しい状況になってしまうかもしれません。国の統計を見ると、収入が年金だけだと赤字になる家庭が多く、平均して毎月3万円程度をそれまでの貯金や退職金から取り崩して生活していることがわかります。

65歳~95歳まで生きると仮定すると、3万円×12ヵ月×30年=1,080万の赤字が発生します。節約して生活費を抑えるか、現役時代の貯金・退職金・老後の労働のいずれかでまかなうか、どれもできない場合は困窮する可能性が高くなります。

■生活コストを下げられない

もう1つ、高年収の方ほど陥りやすいのが「生活水準を下げられない」という問題です。老後を見据えて「このままの支出ではお金が尽きてしまう、なんとかしなくては」という状況になったとき、それまでとくにお金について意識せずに裕福な暮らしをしてきた方は、合理的な節約が苦手なケースがあります。

生活水準を上げるのはかんたんですが、下げるのは難しいものです。たとえば数十年にわたって「月50万円使って生活するのが普通」だった人は、年金収入が月30万円の生活に突入したら、そのままでは毎月20万円の赤字が出ます。20万円×12カ月×30年(60歳~90歳)=7,200万円です。

まずいと思っても、今まで無頓着だったのにいきなり月10万円単位の節約をするとなると、苦痛が伴うかもしれません。

■ライフプランを立てて堅実に貯蓄を

ライフプランを立てずに行き当たりばったりのお金の使い方をしたり、見栄を張って収入に見合わない出費をしている人は老後破産に陥る恐れがあります。

また貯蓄体質ではない人も危険です。老後にお金がなくなり、周囲に迷惑をかけることがないように、老後必要な資金を計算し、コツコツ貯蓄する努力をしていきましょう。老後破産に陥らないためには早めの努力が大切です。

文・fuelle編集部

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