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【吹田】「エースコックに学ぶSDGsビジネス」産官学連携講座に参加してきました

  • 2022.12.27
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12月12日、関西大学(吹田市山手町3-3-35)で「もったいないを、おいしいに変えてしまおう!エースコックに学ぶSDGsビジネス」産官学連携講座(吹田市・関西大学共催、エースコック協力)が開かれました。 同講座は、エースコックマーケティング部商品開発グループの梅本加恵さんと、関西大学商学部岩本ゼミの学生さんによる講演、その後グループワークを実施。講座の様子をお伝えします。

出典:リビング北摂Web

同講座は大学生が対象。食品ロスの削減への貢献に向けた取り組みについて学びます

未利用資源を活用したSDGs商品の開発

エースコックは、農林水産省が推進する「食品ロス削減国民運動 NO-FOODLOSS PROJECT」に賛同。未利用資を活用し、量産化して全国展開することで食品ロス削減に貢献しようと、「もったいないをおいしいに変えてしまおう」プロジェクトを発足。「もったいないをおいしいに」カップ麺シリーズの開発をスタートしました。

出典:リビング北摂Web

▲エースコックの梅本さん。食品ロス削減国民運動キャラクター「ろすのん」を目にして行政と連携を取り“企画につなげたい”と強く思ったそう。

第一弾は、やはり地元大阪から。大阪湾で水揚げされた未利用魚を活用した「もったいないをおいしいに なにわの潮ラーメン 醤油/塩」を10月に発売。 同講演では、商品化に至るまでの行政や漁協組合との連携、商品開発、パッケージへの工夫など、“未利用資源”を活用した、SDGs商品の開発についてを説明。これまでにない加工食品の取り組みに、学生らは真剣に耳を傾けていました。

次に、関西大学商学部岩本ゼミと、IT企業プロアシストが運営する「岩駒屋」のプロジェクトついて紹介。

出典:リビング北摂Web

▲SDGsに関心のある企業に向けて、福利厚生という形で野菜を販売。

同団体は、コロナの影響でフードロス問題を抱えた農家支援を目的とした「シェアべジ」を2020年からスタート。大学や企業と連携し、登録農家の食材販売をサポートしています。学生へのSDGs講座やマルシェなども開催し、今後も積極的に食品ロスの削減を目指していくそうです。

食品ロス例をヒントに商品を企画してみる

グループワークでは、4グループに分かれて、テーマを元に新商品を企画。エースコックは「私たちが1年かけて商品化したものを30分で考えていただくのは大変ですが楽しみです」と学生たちのアイデアを見守ります。

出典:リビング北摂Web

商品名・SDGsに貢献する食材・SDGsこだわりポイント・その他アピールポイントを書きだしていきます。

出典:リビング北摂Web

茶殻や魚の骨など、企業から出る食品ロスの例もヒント。

出典:リビング北摂Web

5分の延長時間を経て、各グループが商品を発表し、各アイデアにエースコックがアドバイス。「販売価格に5円分の寄付金を含ませて、消費者も気軽にSDGsに参加できるのはいいアイデア」「ネーミングが分かりやすく、消費者に伝わりやすい」など、プロの視点にメモを取る学生も見られました。

出典:リビング北摂Web

最優秀賞は“丸ごと野菜パスタ”。

出典:リビング北摂Web

最優秀賞を獲得したグループにはエースコックからカップ麺を手渡しされました。

参加した学生らは「意識的にSDGsの取り組みをしている商品を購入していきたい」「自分でもなにか食品ロスに貢献できるような活動をしていきたいと思った」と、有意義な時間を過ごせたよう。

エースコックも、「意欲が高い学生さんの豊かな想像力に触れ、大変勉強になりました。第一弾は大阪でしたが、今後も企画をパワーアップしていきたい」と話しました。

増々身近に感じるようになったSDGs。産官学による取り組みなど、今後も多くの情報を得ることがSDGsへの寄与のきっかけや関心の高まりにつながりそうですね。 吹田市では、今後もSDGsに関連する講演会などを実施予定。

詳細はWebで https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1018079/1018080/1002851.html

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