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豊かな暮らしから愛車も失うはめに… 不倫を繰り返す夫に下された「妻の制裁」【後編】

  • 2022.12.24

夏奈子さん(仮名)は新婚1か月で夫の浮気を知り、その後も短期間で不倫を繰り返す夫に苦慮しました。結婚2年目を迎えたときに我慢の限界を迎えた夏奈子さんは、ついに夫に制裁を下すことに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

結婚2年で3回も不倫をした夫にウンザリ

「結局夫の浮気癖は治らず、私が知っているだけでも2年間で3人の浮気相手がいました。私にバレて相手と別れても、またどこかで次の相手を見つけてくるんです。夫はお酒をあまり飲まないことから飲み会に行っている様子はなかったので、アプリやSNSで知り合っていたのかもしれません。

結婚2年目に入る頃には、浮気症の夫に対して私はウンザリしていて。本来は妊活を始める予定でしたが、そういう気分にも到底なれませんでした。すでに夫婦はレスでしたし、私は毎日夫にイライラした気持ちを抱えながら生活をしていました」

このまま結婚生活を続けていいのかと真剣に悩んでいた矢先、会社の業績の悪さを理由に夫の降格と減給が決定。夫婦の経済的な基盤までも危うくなる事態が訪れたそうです。

「それまでは共働きでお互いの年収は同じくらい。そこそこの暮らしをしていましたが、夫の降格と減給によって私のほうが年収が高くなりました。夫は趣味の釣りにお金を使う人なので、減給によって趣味にかけられるお金が減ることにショックを受けていましたね。

でも、私はそんな夫を見てもちっともかわいそうだと思えなくて。むしろ“離婚するなら今なんじゃないか、今なら彼に更なるダメージを与えられるのではないか”と考え、離婚を決めたんです」

離婚により生活水準は激下がり。泣く泣く愛車も手放した元夫

「私が離婚を切り出すと、夫はかなり抵抗しました。でもそこまでの2年間に、知っているだけで3回も浮気が発覚していましたし、証拠も集めていたので、夫が離婚を渋ったら調停や訴訟をしてでも離婚するつもりでした。何度かの話し合いの末に夫も離婚を認め、無事に協議離婚が成立。きっちり慰謝料ももらいましたよ。

減給になっていた夫にとって、慰謝料の支払いとシングルで生活を始めるための資金準備は相当しんどそうでしたけど、それこそが私からの制裁でした。

今、元夫は趣味の釣りに行くために持っていたマイカーも手放さざるをえず、ワンルームのアパート暮らしで質素な生活を送っているらしいです。夫婦共働きだったときとは比べ物にならないほど地味な生活を強いられているようですが、彼が浮気をしなければこんなことにはなっていませんから。自業自得だと思いますね」

結婚すればすべてが安泰とばかりに浮気を繰り返す夫もいます。しかし夏奈子さんのように、もっとも夫へのダメージが大きいタイミングで離婚を切り出し、制裁とする妻もいるでしょう。夫への愛情がすでに消え、復讐心だけになったときには、意外と冷静に判断できる女性も少なくないのかもしれません。

©Naoyuki Yamamoto/chachamal/gettyimages

文・並木まき

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