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フラワーアーティスト・前田有紀さんが選ぶ、お正月に飾ると縁起のいいお花。

  • 2022.12.24

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、お正月に飾ると縁起のいい花のお話です。

2022年も残すところ、あとわずかとなりました。
スーパーやお花屋さんでもお正月のお花やお飾りが販売され始めました。
私も、日々しめ飾りの制作やお正月にお届けするお花の準備に奮闘しています。
今日は、お正月に飾ると縁起のいいお花についてご紹介していきます。
意外と名前や意味を知らないものもあると思うので、お正月に自宅で飾るお花の参考にしてみてくださいね!

1. 松

まずは、なんといっても抑えておきたい「松」!
お正月の枝物の代表格ですね。
この寒い冬の季節は、木々の葉が落ちて枯れていき、自然の風景も全体的に茶色っぽい。
そんな中で青々とした葉を茂らせる松は、
昔から「繁栄」「不老不死」の象徴と考えられていました。
また、私も知らなかったのですが、「夫婦愛」の象徴とも言われているそうです!
家族の健康、平和、そして、仲睦まじく夫婦を続けていくためにも松が欠かせないのですね。

2. 千両、万両

そして、赤い実と広がる葉が美しい「千両」「万両」。
日本の庭に植える樹木の定番で、たくさんの実をつけるところから、
豊かさの象徴、「商売繁盛の縁起木」として愛されています。
ビジネスをする人にとって欠かせないお花のようなので、
2023年キャリアアップを考えている人はぜひ飾ってもらいたいです。
切り花としてもとても日持ちするので、お正月のタイミングで
初めて飾るという人にも、楽しんでもらえたら嬉しいです。

3. 南天の実

そして、「南天の実」!
日本や中国に自生して、古くからお寺や神社などに植えられている園芸植物です。
「難を転ずる」という意味から、魔除けや火災除けとして江戸時代から玄関先で植えられるようになったそうです。
また、殺菌、防腐などの効果から薬草としても活用されてきた歴史があり、
胃腸炎や咳止めとして重宝されてきたそうです。
少し紅葉した葉の色とあいまって赤い実が覗く自然の風景に日本の風情を感じます。
お正月飾りとして松と一緒に吊るして飾るのも素敵ですね!

今回、鎌倉・長谷にある長谷寺さんを訪れて、季節のお花を愛でてきたのですが、
冬時期だからこそ見られるお花がたくさんありました。
初詣の季節に鎌倉を訪れる際には、花の寺としても知られる長谷寺さんもぜひ訪れてくださいね。
2023年、良いお年を迎えられますように!

10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉」を立ち上げる。

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