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『リトル・マーメイド』のロブ・マーシャル監督、ハリー・ベイリー起用は「ふさわしい俳優を探しただけ」

  • 2022.12.24
『リトル・マーメイド』は2023年初夏公開。
Halle Bailey as Ariel in Disney's live-action THE LITTLE MERMAID. 『リトル・マーメイド』は2023年初夏公開。

ディズニーの人気アニメーション映画『リトル・マーメイド』(1989)を、ロブ・マーシャル監督が実写映画化するにあたり注目を集めたのが、アリエル役のキャスティングだ。姉妹デュオ、クロイxハリーのハリー・ベイリーがヒロインに抜擢されたところ、俳優としては新人であること、アフリカ系であることから議論が巻き起こったが、マーシャル監督は「最高の俳優を探しただけだ」と『エンターテイメント・ウィークリー』に語った。

もちろん、歌えることも条件だった。「アリエルの声は特徴的で、この世のものとは思えないほど美しく、エリック(王子)の心を鷲掴みにする。彼は劇中ずっと彼女を探し求めるんだ」と説明。ハリーはビヨンセも認めた才能の持ち主なので、歌唱力は折り紙付きだが、それ以上に光るものがあったそうだ。「ハリーにはまだフレッシュさがあった。起用してすぐ素晴らしいアリエルになると確信した」と振り返る。

「我々はただ役にふさわしい俳優を探していただけ。以上。終わり」とマーシャル監督。また「際立った強さがあり、情熱的で美しく、頭が切れて賢い」俳優で、炎と喜びを湛えていることも求めたそうで、「あらゆる人、あらゆる民族の候補に会った」と振り返る。

ハリーの起用は注目を集め、特にアフリカ系の親たちは、アリエルを初めて目にした子どもたちの反応をTikTokやインスタグラムに投稿するなどした。マーシャル監督は、こうした反応を全く予期していなかったと述べ、こう語る。「僕らはある意味、(人種など)そうした観点を超越してここまで来たので、この反応は予期していませんでした」「世界にとってこのような配役がいかに重要であるかに触れ、感動しています」

Text: Tae Terai

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