【桜区】鹿×豚、ジューシーでヘルシーなハンバーグ「カフェレストランバオバブ」

地域特派員のあおなぎです。 今回ご紹介したいのは、さいたま市桜区にある「カフェレストランバオバブ」さんです。

場所は桜区白鍬。JR北浦和駅、与野本町駅、さいたま新都心駅、北与野駅、大宮駅よりバスで【白鍬】か【在家橋通り】で下車し、徒歩5分。フードガーデン白鍬店の裏手にあります。

こちらのお店はエゾ鹿肉と小江戸黒豚のハンバーグが大人気。

とっくにファンですよ～という方も多いはず。2002年オープン、今年の5月に20周年を迎えられた体が喜ぶ「元気になれるごはん屋さん」です。

テーブル席と小上がり席

お店に入って左側にはテーブル席が4席。窓に面した長いソファ席は明るく、飾ってあるアート作品もいい感じです。

テーブル席のエリアを進んで右側に入ると、小上がりの席があります。優しい雰囲気で落ち着く店内です。

2人掛けのテーブルが1つと4人掛けの席が2つ。子ども用の椅子も用意されています。小さいお子さん連れならこちらがおすすめ。

奥の2人掛けの席でランチをいただきました。

絶対に食べていただきたいハンバーグ

以前に何度かお邪魔したことがあるのですが、そのときは小さかった娘を連れていたため、なかなかゆっくりできず、ハンバーグを食べたかという記憶もないほどバタバタとしたお食事となってしまいました。次にお邪魔したらゆっくりとハンバーグを味わいたいと思っていたので、今回実現できてうれしかったです。

一番人気はなんといっても「手ごねジューシーハンバーグ（古代米入りごはん付き） 1,180円」。 川越小江戸黒豚と北海道天然エゾ鹿のお肉で作られたハンバーグです。脂肪分少なめ、鉄分豊富とのこと！

ソースは「トマトソース＆チーズ」「ペッパーソース」「きのこの和風ソース」から選べます。期間限定で「みそきのこクリームソース 1,220円」もありました。悩んでしまいますね～。

私は人気ナンバー1のデミグラスベースの「ペッパーソース」をチョイスしました。ちなみにランチメニューにはお味噌汁とミニサラダが付きます。

最初にお味噌汁とミニサラダ。

そして、大きなハンバーグが運ばれてきました。

たっぷりのソース、この時点ですでにおいしそうです。

中を切ってみると、ぎゅっとお肉が詰まっている感じ。ソースはブラックペッパーがきいていて少しスパイシー。ジューシーではありますが、他のお肉のハンバーグよりあっさりした感じで重くないので、脂があまり得意ではない私にとっては食べやすく、そしてもちろんおいしい！ お野菜もたっぷりで、特に添えられているにんじんフライがほんのり甘くて、とってもおいしい！単品でも注文できるので、さらにトッピングしてもいいかもしれません。お腹いっぱいになりました！

鹿肉を使う理由は？

「鹿肉」というと、苦手に感じる方も多いと思います。肉！という感じの味がするのではないか、特有の臭みなどないのか…など。しかし、まったく臭みなどは感じませんでした。鹿肉を使っていることを知らなければ、わからないかもしれません。

日本ジビエ振興協会HPには、鹿肉についてこう書かれています。

【鹿肉は他の食肉と比べ脂肪が少ないヘルシーな食材として関心を集めています。低カロリーなのに高たんぱく、鉄分も豊富で、とってもヘルシー。鹿肉に含まれるヘム鉄と呼ばれる鉄分は人間の身体に吸収されやすく、貧血や冷え性を予防する働きを持っています。メタボが気になる中年男性や育ち盛りのお子様、貧血気味の女性にもぴったりの食材です。】

鹿肉はとても体に良いお肉なんですね！

席にそっと置かれていた小冊子がありました。「ところでなんで鹿肉つかってるの？」というタイトル。

こちらは店長さんが作られたそうで、鹿肉を使っている理由について書かれていました。6ページほどあり、ぜひ読んでいただきたいのですが、要約するとこのようなことでした。

店長さんのお子さんが生まれてすぐ、ひどいアトピー性皮膚炎に。毎晩かゆがり、店長さんも奥様も大変な日々を過ごされたのだそう。

その時にいろいろ調べ、アトピーと環境問題には密接な関係がある。例えばダイオキシンもアトピーの原因になるという説もあり、アトピーは環境破壊への警鐘の一つなのではないか…？ 飲食店をしているので、「良い食事を提供して、環境問題に役立てられないか」などということも考え始めたそうです。その時、栄養価が高く低脂肪、鉄分豊富で何よりおいしい「鹿肉」に出会ったのだそう。人間によって生態系のバランスを崩された日本の森。適正に鹿などを狩猟することは森の再生につながる。

また、つながりのあった地元埼玉の小江戸黒豚もおいしくたのしく外食を食べてほしいということから使用することに。いろいろな視点からこの「おいしく楽しく食べてちょっと環境改善の役に立って体に良くて地元企業の応援になる！」という「夢のハンバーグ」が誕生されたそうです。店長さんの思いがしっかりとつまっています。

他にも人気のメニューがたくさん！

友人はこちらの「タコライス」、目玉焼きもトッピングして。とてもおいしそう～。 こちらもまたたっぷりの量でした！

ランチは時間が決まっているお店が多いかと思いますが、バオバブさんはラストオーダーの時間までお食事を注文できます。昼食をとりそびれてしまった外回りの営業さんに喜ばれたというお話をうかがいました。なかなか夕方までランチをいただけるお店はないので貴重ですよね。

ドリンク、デザートも充実！

オーガニックコーヒー（アイス）220円 をいただきました。フェアトレードコーヒーです。 アイスクリームをトッピングして、コーヒーフロートにもできるそうです。

友人は「柿レモンジンジャー酵素ジュース」。常温のお水か炭酸水で割ります。酵素なので、食事前に飲むとよいとのこと。これも体によさそう。

ざくろ酢の酵素ソーダもあります。どちらもお食事とセットで380円です。

手作りデザートはブラウンシュガー。国産小麦、新鮮な卵などを使用されているそうです。 タルトやプリン、シフォンケーキなどが並んでいました。

どれもおいしそう。今回はお腹いっぱいだったので、ぜひ次回はいただいてみたいです。

ちなみにデザートメニューは季節によって変わるそうです。どんなメニューになるのか楽しみですね。お持ち帰りもできます。また、お弁当の注文もできるのでおうちやオフィスでゆっくり楽しんでみてください。

店長の田中さんにお話をうかがいました

※撮影のため、マスクを一時外しています

快くお話と写真撮影を引き受けてくださいました。とても明るくて気さくな店長さんです。お忙しい中いろいろなお話をしてくださり、ありがとうございました。

「体にいいもの」とは何かを常に考えられている店長の田中さん。食べ物だけではなく、耳から入る「音」の効果も大事だと学ばれているそうです。BGMとは別に、聞こえないくらいの体によいといわれる音を店内に流し、お客様に元気になってもらいたいと考えられています。

お店の名前の由来やこれからのイベントなどについてうかがいました。

◎お店の名前の由来は？

店名通り、「バオバブの木」からとったものだとうかがいました。バオバブの木は200通り以上の使われ方をしているそうです。人や動物の住まいとして、果肉が豊富な実は食料として、樹皮は薬やロープとして…などなど。そんなバオバブの木のようなお店でありたいということから名づけられたそうです。

地域や団体、アートなど、様々なつながりを大事にされていて、「つなぐ場所」でいたいということもうかがいました。

◎「つなぐ」役割、具体的なイベントについて

火曜日にさいたま市の有機農家である木曽農園さんの野菜を販売されています。新鮮でおいしい野菜を購入できるチャンスです。

また先月終了してしまったのですが、「勝手にさいたま国際芸術祭2022」という芸術祭を開催し、お店にアート作品をたくさん展示されていたようです。

私がうかがったときも、いくつかすてきな作品が飾られていました。購入できるものもあります。

タイルのリースがかわいい！アクセサリーやポストカードもありました。 お気に入りを探してみてください。

他には、「塚本郷Re農vationプロジェクト」のサポートをするというお話をうかがいました。

https://saitama-taberu.org/tsukamoto/

「塚本郷Re農vationプロジェクト」HPより抜粋しました。

【これまでのこの地域での農業は、お米などの農作物を生産し、それを販売することで収入を得る「モノの生産」を中心に成り立ってきました。しかし、米の需要と価格が下がる中で、それは限界に近づいています。そこで、地域の農地を維持し、里山の環境を再生していくために提案するのが、里山の中で暮らしてきた人々の営みや風景や景観などを楽しむ“コト”を産み出す「Re農vation」です。】

メダカやドジョウが川から上ってくる、さいたま市の荒川沿いの低地に広がる「塚本郷」での稲作体験を中心に、シーズンを通して地域をまるごと体験・体感できる田んぼ体験ができるそうです。

素敵なプロジェクトですよね。ご興味がある方はぜひバオバブさんにお話を聞いてみてください。

元気になれるお店へぜひ！

いかがでしたでしょうか。

今回お店におじゃまし、お話をうかがうことで、バオバブさんはつながりを大事に元気を提供してくださるお店だとわかりました。

年内は28日まで、年明けは6日より営業されるそうです。おいしくて元気になれるバオバブさんにぜひ足を運んでみてください。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

■カフェレストランバオバブ 住所： 埼玉県さいたま市桜区白鍬269-3 TEL ：048-855-8021 営業時間：月曜日～土曜日 11:30～18:00(LO 17:30) 定休日：日曜日 駐車場：5台 公式フェイスブック:https://ja-jp.facebook.com/cafe.restaurant.baobab/