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アーセナル最悪契約と言われた「韓国の天才」の今…来季はどうなる?

  • 2022.12.24

元韓国代表のベテランFWパク・チュヨン(37、蔚山現代)がプレイングコーチに変身する。

パク・チュヨンに近い複数の関係者は12月22日、本紙『スポーツソウル』の取材に対し「進路をめぐって悩んでいるパク・チュヨンが、恩師ホン・ミョンボ監督からのプレイングコーチの提案を受け入れることで決心した。来年1月3日のチーム召集に合わせて合流する」と明らかにした。

韓国代表を応援するためにカタールで現地観戦していたパク・チュヨンは現在、家族とともにアメリカでオフを過ごしている。

そのアメリカ行きの飛行機に乗る前、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)に残留してホン監督のもと、プレイングコーチとして選手生活の最後を過ごしながら指導者キャリアをスタートさせたい意向を側近に伝えたという。まだ蔚山現代と正式に新しい契約書にサインしたわけではないが、ともに交感しているようだ。

パク・チュヨンのプレイングコーチ就任は、ホン監督はもちろん、蔚山現代のクラブ関係者たちも望んだことでもある。蔚山現代は今季、17年ぶりにKリーグ優勝を手にしたが、パク・チュヨンは助力者の役割を果たしたからだ。

アーセナルからはFCソウルに戻ったが…

「サッカーの天才」と呼ばれて2005年にFCソウルでプロデビューしたパク・チュヨンは、2009年から2014年にヨーロッパでプレーした時期を除いてはFCソウル一筋のワンクラブマンだった。

しかし、近年は出番も少なくなり、昨年は戦力外に分類されていた。そんな彼を、かつて韓国代表で師弟関係にあったホン監督が手を差し伸べ、今季は電撃的に蔚山現代のユニホームを着た。

ただ、リーグ戦出場はわずか6試合で無得点。ゴールを決めたのは今年4月のACLグループステージの広州FC(中国)戦だけだった。

しかし、ホン監督のもとで2012年ロンドン五輪、2014年W杯などを経験したパク・チュヨンは、誰よりも監督の指導哲学を理解しているベテランだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)パク・チュヨン

試合には多く出場できなかったが、チーム内ではコーチに劣らない役割も果たした。リーグ優勝を切望したクラブで精神的支柱として生まれ変わり、練習の雰囲気を盛り上げた。

試合に出場できない選手を率先して鼓舞し、ピッチの内外でチームの中心的役割を果たした。

そんなパク・チュヨンに、ホン監督がプレイングコーチ職を提案した。パク・チュヨンは今季まで蔚山現代でプレイングコーチを務め、先日現役を引退したイ・ホのように、来季は蔚山現代で選手生活の終わりと指導者生活の始まりを告げることになりそうだ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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