1. トップ
  2. グルメ
  3. コーヒーに関する豆知識、あなたはいくつ知っていますか?

コーヒーに関する豆知識、あなたはいくつ知っていますか?

  • 2022.12.22

コーヒーは普段から嗜んでいる方も多いですが、実は豆知識の宝庫です。 例えば、コーヒーを最初に口にしたのはヤギだったなんてことも豆知識のひとつですね。

ここでは、このようにコーヒーに関する豆知識について見ていきましょう。

コーヒーのはじまり

 

まずはコーヒーの歴史がどこから始まったのかを見ていきましょう!

コーヒーをはじめて飲んだのはヤギだった?!

カルディの伝説によると、初めてコーヒーを口にしたのはヤギだったとされています。

その昔、エチオピアのヤギ飼いカルディは、ヤギたちが赤い木の実を食べて今にも踊り出しそうなほど興奮しているのに気が付きました。 そこで、カルディも試しに食べてみるとみるみるうちに気分が爽快に!

この赤い木の実こそが、コーヒーの実だったのです。

陽気な気分になったカルディはそのコーヒーの実を修道院に持ち込み、僧侶に「修道院で使ってみてはどうか」と提案しました。 しかし、僧侶はコーヒーの実を使うことを認めず、近くにあった火に投げ入れてしまいました。

ところがその瞬間、形容しがたい心惹かれる芳ばしい香りがあたりに漂いました。

その香りがあまりにも良かったので、カルディは焙煎されたコーヒー豆を残り火から取り出すと、熱湯に溶かして飲んでみました。 これが世界で初めてのコーヒーとされています。

缶コーヒーが生まれたのは「もったいない精神」から

今でこそどこでも売られている缶コーヒーは「もったいない精神」から生まれたとされています。

ある日、缶コーヒーメーカーとして知られるUCCの創業者の上島忠雄は、駅の売店で瓶入りコーヒー牛乳を飲んでいました。

しかし、列車のベルが鳴り出発時間になってしまったのです。 慌てた上島忠雄は一口だけ飲んで列車に飛び乗る事になってしまいました。 なぜなら、飲み残しの瓶は店に返さなければならなかったからです。

農家の五男として育った上島忠雄は決して裕福ではなかったからため、そのとき猛烈に「もったいないことをしてしもた」と思ったのだそう・・・。

そこで彼は「いつでもどこでも手軽に飲めるコーヒーは作れないだろうか」と考え、試行錯誤の末に生まれたのが缶コーヒーだったのです。 瓶を缶にして売れば、店にわざわざ返す必要もありませんし、いつでもどこでも飲むことができます。

こうして1969年に世界初の缶コーヒーが誕生したのです。

日本で生まれたアイスコーヒー

今では多くの喫茶店で扱っているアイスコーヒーは日本発だとされています。 明治時代に、コーヒーを冷やして飲むようになったのが始まりとされています。

明治時代の1891年に文筆家だった石井研堂が書いた「明治事物起源」の中では、東京都の神田の氷屋で「氷コーヒー」というメニューがあったと紹介しています。 冷蔵庫のない当時は、コーヒーをガラス瓶に詰め、井戸水に浸して冷やしていたのだとか。

それもあって庶民からは「冷やしコーヒー」と呼ばれていました。 そして、大阪などで使われている「冷コー」も、この「冷やしコーヒー」という名前から来ているとされています。

全国の喫茶店などで見かけるようになったのは1950年代半ばのことで、本格的に普及したのは1970年代以降だそうです。

偉人とコーヒー

 

コーヒーは世界の名だたる偉人たちからも愛されてきました。 ここからはそんな偉人たちとの関係について見ていきましょう。

バッハとコーヒー

バッハは18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家です。 バロック音楽における重要な人物1人で、「音楽の父」ともいわれています。

そんな彼は、1日に数十杯ものコーヒーを飲むほどのコーヒー好きでした。

ナポレオンとコーヒー

ナポレオンは、フランス革命期に活躍した軍人であり皇帝です。 フランス革命後の混乱を収拾し、軍事政権を樹立、一時はヨーロッパ大陸の多くを勢力下に収めていました。

そんな彼は世界屈指のコーヒー愛好家。 フランス軍の正式な飲み物に初めてコーヒーを採用するほどだったとか。

彼は名もない兵士だった頃からカフェに足しげく通っていたそうです。

ベートーヴェンとコーヒー

ベートーヴェンは、その名を知らない人のいないドイツ出身の作曲家・ピアニスト。 音楽史に名を残す偉人の1人であり、日本では「楽聖」といわれる人物です。 古典派音楽からロマン派音楽の先駆けを作った人物で、世界中の音楽に多大な影響を与えました。

ベートーヴェンはコーヒーへのこだわりも異様に強く、1杯のコーヒーに使う豆の数は常に「60粒」と細かく決めていたそうです。

バルザックとコーヒー

フランスを代表する小説家はバルザックは、19世紀にフランスで活躍しました。 全90篇の長編・短編からなる小説群「人間喜劇」を執筆しました。 有名な大河小説「レ・ミゼラブル」の作者ヴィクトル・ユーゴーや「三銃士」のアレクサンドル・デュマとも親友でもあります。

このバルザック、毎日80杯ものコーヒーを飲んでいたのだとか。 特に夜間、深夜帯に執筆活動を行っていたということなので、欠かせない存在だったのかもしれません。

植物としてのコーヒー

 

植物としてのコーヒーも豆知識はたくさんあります。

コーヒーの花の色

コーヒーの花の色は真っ白です。 黒色や茶色の飲み物からは想像できないほど可憐で美しい花を咲かせます。 香りもアロマとは違い、ジャスミンのように甘く爽やかです。

コーヒーの実

コーヒーの実は、真っ赤でサクランボに似ています。 このことからコーヒーチェリーと呼ばれることもあります。

コーヒーを栽培できる「コーヒーベルト」

コーヒーを栽培できるエリアという意味で、コーヒーベルトという呼ばれる地域があります。

それは、赤道を挟んで南緯25度から北緯25度の地域です。 コーヒーは、年間平均気温が20℃前後の地域で栽培できます。

沖縄の一部も実はコーヒーベルトに含まれていたりします。

元記事で読む
の記事をもっとみる