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【京都おもたせ】寺町通の創業300年老舗☆新年の『大福茶』や試飲会も「一保堂茶舗」

  • 2022.12.23

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区寺町二条にある創業300年余の歴史を誇る茶舗。新年用の縁起物『大福茶』を求めてやってきました。

京都を代表する茶房

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中京区、寺町二条上った場所にある全国的にも知られる老舗茶舗「一保堂茶舗本店」。
創業300年余の歴史。もう師走も後半になりましたが、街路樹のイチョウの葉がまだ少し残っていました。

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この日は多くのお客が出入りし、暖簾もせわしなく(笑)すっかり茶色地の秋冬バージョンになっています。この日は親戚へのお年賀というかおもたせに、新しい年を迎える際に飲む縁起物のお茶『大福茶』を求めてやってきました。毎年この時期恒例の買い物。

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店内はカウンターを囲んで並ぶほど、この時はわりと混雑していました。多くの方が新年に向けたお茶を買い求めに来られてるような印象。古い茶壺も棚に並ぶ、老舗の風情。

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ふと、北隣にあるワークショップ等で利用されるスペースですかね。手前には茶道セット、その奥にはクリスマス飾りを見つけ、不思議な和洋折衷感(笑)

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すでに、お隣の喫茶スペース『嘉木』でも提供されていると思いますが、新年の特別抹茶『卯昔(うのむかし)』も販売中。本店限定のお抹茶もあり。

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他、贈答用などいろいろ。

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新年早々、京都本店(1月6日)、大阪(1月7日)、東京(1月8日)で無料試飲会『新春 茶香服』を開催。さらに有料で抹茶の点て方ミニワークショップも併せて開催とか。

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今回のお目当てはこちら。縁起物のお茶『大福茶』。

『大福茶』は、京都で古くから元旦にいただく慣わしのお茶で、一年の無病息災を願う縁起のいいお茶。とくに京都では、大福茶に梅干、小梅や結び昆布を入れて元旦の朝に家族そろって頂きながら、新年のご挨拶をする慣わし。

元々平安時代、都に悪疫が流行し、それを心配した六波羅寺の空也上人が観音菩薩を車に乗せ、洛中を回る際、観音様にお供えしたお茶を病者に施したところ、平癒したという。それ以来、この功徳にあやかる意味で、時の村上天皇が毎年正月元旦に王服茶を服され、『大福茶』と言い換えられ、縁起物のお茶として民衆にも広まったと伝えられています。

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親戚分とともに、自宅用も購入。大福茶はお店によってもその内容が異なりますが、一保堂の大福茶は玄米茶になっています。

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そして包装紙やパッケージマニアの間でよく話題にされるのがこちら。古文書をベースに、一保堂の朱印が押されたデザイン。朱印も時代によって変遷があったのか、いろんなパターンがあります。

表題に『茶経巻上』と記載され、調べてみると中国唐代(8世紀頃)の陸羽によって著された書物で、当時の茶に関する知識を網羅した全10章3巻からなる書物。ちょっと掘り下げて調べると、お茶の歴史もわかり面白いかもしれませんね。

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昨年と同様、まだまだコロナ禍の影響で、お正月は家にこもりおせち料理をいただきながら家族で過ごす人が増えているようで、そんな家族と過ごす大切な時間にふさわしい大福茶。お正月は大福茶とともに、家族が幸多き一年を過ごせるようにと祈りたいですね。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:一保堂茶舗
場所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:年末年始
関連URL: http://www.ippodo-tea.co.jp/

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