年収、貯蓄、出費etc.大人女子のリアルな「お金事情」をプロが診断！家計の見直しをアドバイス【マネー連載】

「将来のお金は足りる?」「私の貯金って多い？ 少ない？」、そんな疑問や不安に答えるマネー連載。編集部に寄せられた、大人女子の実情やお悩みをモデルに、お金のプロがアドバイスします。

今回の大人女子

楓さん(26歳) 接客業/正社員<
神奈川県在住。独身、実家暮らし。コロナ禍による業績悪化で減給。転職も考えたが、世の中が戻り始めたため、そのまま働くことに。昇級試験のため、TOEICの勉強中。

・年収 330万円 (うちボーナス30万円)

・現在の貯蓄額 670万円

メガバンクの給与口座1つにそのまま預金しているだけ。金利のいいネット銀行で口座を開設したり、投資したりなどの資産管理は、やらなきゃと思いつつも手つかず。周りが投資を始める中、取り残されている気がして不安を抱えている。

お金事情1：お金の管理は特にしていない。預金が減ってないか確認程度

ブランド物など大きな買い物をした月はWEBでカード明細をこまめに確認し使いすぎないようにする、貯金分が減っていないか程度の予算管理のみ。肌感覚でお金を使っている。

お金事情2：ケータイをサブブランドに変更。コンビニに寄らないなど節約も

スマホはauを使っていたが、月1万円もしていたのでサブブランドのpovoに見直し、月3500円に節約。何げなくスイーツを買う習慣をやめるため、コンビニ通いをストップ！

お金事情3：結婚を視野に入れ彼と同棲予定。これを機に家計を見直したい

半年以内に彼と同棲して、1〜2年以内に結婚できたら、と計画中。何から始めればいいかわからないものの、同棲をきっかけに月々の出費や貯蓄方法を見直したい！

お金のプロから見たマネーアドバイス

アドバイス1：独身最後の貯めどき！月10万円を目標に

結婚を考えているとのことなので、独身の今こそお金を貯めるタイミング！ 目標にすべき手取り月収に対する貯蓄額の割合は、実家暮らしなら3〜4割、1人暮らしなら1〜1.5割、ファミリーなら2割。家賃負担がない楓さんの場合は月10万円を目指しましょう。

アドバイス2：今のうちにお金の使い方を整えて

結婚を視野に入れているならなおさら、今のうちに家計管理を身につけておいて。家計を見直し、予算決めをするのはもちろん、結婚したら自由に使えるお金はどれくらいになりそうかイメージしておくのも◎。お金の動きを〝見える化〟するのが家計管理の第一歩です。

アドバイス3：同棲を機に彼と価値観のすり合わせを

2人で新生活を始める同棲は、結婚に向けてお金の価値観をすり合わせるいいチャンス！ 食事、旅行、趣味、住居etc.可能な限り彼とお金を「使うところ・節約するところ」を話しておくと、結婚後にお金のことでモメることも少なくなるはず！

アドバイスしてくれたのは

（株）Money＆You取締役 ファイナンシャルプランナー

高山一恵さん

結婚、出産など多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と、女性目線のマネー事情をわかりやすく発信。豊富な知識をもとに、講演や執筆、マネー相談を行う。顧客にはアラサー女子も多数！ 「美人百花」本誌にて、「賢く生きるレディのためのマネーサロン」を連載中。

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掲載：美人百花2023年1月号「賢く生きるレディのためのマネーサロン」

監修/高山一恵 取材・文/鹿志村杏子 イラスト/村澤綾香 再構成/美人百花.com編集部