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ホテルではなくゲストハウスで、暮らすようにパリ滞在する楽しさ!

  • 2015.11.11

インテリアにこだわったプチホテルが増えているパリだけど、リピーターなら「ゲストハウス」に滞在してみるのも楽しいだろう。ポンピドゥー・センターの近くにあったアトリエブティック「ル・プティ・アトリエ・ドゥ・パリ」を覚えているだろうか。ステファンとジェのカップルがデザインするシンプルでぬくもりのある食器や花瓶、本誌でおなじみのイラストレーター、イリス・ドゥ・ムーイの陶器......。このブティックはオンラインショップとなり、アトリエを別の場所に移した二人は、かつてブティックだったスペースを居住空間に作りかえ、今春から31guesthouseという名称でレンタルしている(注:クリスマス時期などは、このスペースが再びブティックとして使われる)。

左:中庭に面した扉から入る、ちょっと一軒家のようなアパルトマン。中庭に面して入り口があるのはこのアパルトマンのみだけだが、アパルトマン住民共有の地下カーブへの入り口はこの中庭を経由するしかないので、中庭の端を人が通ることがたまにあるそうだ。鎧戸がついているので夜は閉めて眠れば安心だろう。


緑のある中庭に面した入り口から入る、地上階の50平米のアパルトマン。16世紀の建物らしく、エントランス部分には昔ながらの木の梁が天井に。ル・プティ・アトリエ・ドゥ・パリの品が内装に使われて、また、食卓と椅子などの家具も彼らのデザインしたものだという。電子レンジ、冷蔵庫、電磁波調理器が備えられているので、マルシェでみつけた新鮮な素材での食事をとることができる(Caussesが二号店を開いたサン・マルタン通り222番地はすぐ近く!!)。壁に星のランプがかかった寝室には、ダブルベッド。2名がここで眠れ、3名の滞在の場合はリビングにシングルベッドが追加され、4名の滞在の場合は2台のシングルベッドが追加される。友人たち、あるいはボーイフレンドと、あるいは子ども連れでと、様々なタイプの滞在が可能だ。Wi-Fiを装備しているのは、もちろんである。

界隈にはギャラリーが多い。警察署が近くにあり、静かで安全な場所といえる。左:ベッドルーム。フォルナセッティによる英国製の壁紙。右:ゆったりとしたリビングルーム。壁には白い麻布のカバーがかけられたTVも。ベッドルームとの仕切りのガラスはカーテンで遮断できる。

左:バスルーム。パリのアパルトマンらしくバスタブではなくシャワーだけというのが、ちょっと残念といえば残念だ。中:トイレは清潔なのはもちろんのこと、扉の密閉度が高いので利用時に気兼ねがいらないような配慮がなされているそうだ。左:リビングのソファ兼ベビーベッド。


場所は、ポンピドゥー・センターを少し北上した辺り。ボブール通りをはさんで、反対側にマレ地区が広がるというパリの中心部なので、観光、買い物、食事......何をするにも便利といえる。お向かいには有名店ではないが、朝6時30分から営業しているパン屋さんが。朝食に焼きたてのバゲットを頬張る、というのもここなら夢じゃない!

予約はインターネットにて。その時に20%の予約金を支払う(クレジットカード)。なお15日前までのキャンセルなら、予約金は返金される。滞在料金の残りは到着時に支払う(現金あるいはPayPal。後者の場合は手数料4%がプラスされる)。なお、その時に保証金として500ユーロを支払う(PayPalでの支払いも可能だが、現金のほうが返却が両者にとって便利だ)。これは器物破損やら万が一のためのものなので、よほどのことがない限り出発時に戻ってくるので安心を。滞在は最低4泊。料金は2名の場合110ユーロ(1泊)、3名なら125ユーロ、4名なら150ユーロ。それに清掃料金が1回の滞在につき30ユーロプラスされる。予約は、到着日、出発日、滞在人数を明記して英語、あるいはフランス語で31 montmorency@gmail.comへ。2~3ヶ月前に予約するのが望ましい。なおレンタルの初日は15時から。チェックアウトは11時だが、次の宿泊客はその日にはとらないようにし清掃にあてているということなので、出発便が遅いときはチェクアウト時に荷物を預け、出発直前に荷物をピックアップすることもできる。

31guesthouse
31 Rue de Montmorency
75003 Paris
http://www.lepetitatelierdeparis.com

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