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出費がかさむ年末年始に絶対に買ってはいけないモノ5選

  • 2022.12.21

年末年始に「出費が多い」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか?

実際に、年末年始は1年の中で最も出費が多いと言われています。その要因の1つに「無駄なものの購入」があります。

では、どんなものを年末年始に買うのが無駄なのでしょうか?年末年始に買ってはいけないものを5つご紹介します。

■年末年始に出費が増える理由

年末年始は、他の月よりも出費が多くなる傾向にあります。総務省家計調査によると、2021年12月の2人以上の世帯の平均支出は317,206円、2022年1月は287,801円でした。

2021年内の他の月の平均支出と比較すると、9月は265,306円、10月は281,996円、11月は277,029円なので、年末は他の月よりも支出が多くなっていることがわかります。

理由としては、年末年始は忘年会や新年会などの飲み会の機会が多いため、出費が増える点が挙げられます。例えば2021年12月の「その他の消費支出」は61,787円ですが、2021年9月は48,266円と1万円以上の違いがあります。

また、年末年始はボーナスや年末調整還付分などで収入が増えるため、余計なものを買ってしまう機会が増えます。それも支出が増える原因になると考えられています。

■年末年始に買ってはいけないもの5選

年末年始に買ってはいけないものとして、次の5つが挙げられます。

・年末年始の限定商品
・宝くじや競馬(馬券)
・福袋
・セール品
・高級おせち

なぜ、これらの商品を買うことが無駄な浪費になるのか、詳しく解説していきます。

●年末年始限定商品

年末年始限定で発売される商品は買うべきではありません。例えばクリスマス限定コスメや、お正月限定の雑貨です。

このような限定商品はマーケティング戦略として企業が販売しているため、本当に必要でもないのに衝動買いしてしまう傾向があるのです。

これは「スノッブ効果」によるものです。スノップ効果とは、希少性のあるものに対して、「今買わないとなくなってしまうかもしれない」という意識が働いてしまう効果です。

いつもと同じ商品なのに、限定ラッピングや限定ショッパーなどに入れて割高で売られていることも少なくありません。

年末年始には多くの限定商品が販売されていますが、基本的には買わないほうがよいでしょう。

●宝くじや競馬(馬券)

年末には、年末ジャンボ宝くじや有馬記念などのギャンブルに関するイベントも豊富にあります。

普段はギャンブルをやらない人が年末年始だけこのようなギャンブルをすることがありますが、これは大きな無駄につながります。

特に宝くじや競馬は還元率が非常に低く、宝くじの還元率は46.5%(2019年)、競馬は80%です。

宝くじにいたっては買った時点で半分以上のお金を税金などとして収めていますし、競馬も2割は主催者の取り分となっています。

競馬や宝くじは買い手が最初から損するようにできているので、年末年始にお金があるからといって手を出すのはおすすめしません。

●福袋

福袋も「売値で3万円分のものが1万円」など、お得感がかなり強い年末年始の風物詩ですが、基本的には買わないほうがよいでしょう。

何が入っているか分からない福袋の中には、いらないものが入っている可能性が非常に高いためです。

基本的に福袋の中身の商品は、店舗で去年売れ残った商品の詰め合わせと考えてよいでしょう。「福袋に入っていた服に一度も袖を通していない」という経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか?

福袋は結果的に無駄なものを買わされているだけのケースも多いので、手を出すべきではありません。

●セール品

セール品の購入も避けたほうがよいでしょう。年末年始は、「歳末セール」「新春セール」「初売り」などセールのオンパレードです。

しかしセールでは「安いから買わなきゃ」という心理が働くだけで、本当に必要なものや欲しいものを買っていないことが多々あります。

定価1万円の服が2,000円で売られていたら、「とても安くてお得だから買いたい」という心理が働きます。

セールに出された服が以前から欲しかったなら「安くてお得」というのも分かりますが、この場合は「定価1万円が2,000円になったから、安くてお得」と考えただけです。

このように、最初に提示された数字や定価が基準となり、その後の判断を無意識に行う心理的効果を「アンガリング効果」と呼びます。

購入する理由は「欲しいから」「必要だから」であるべきで、「定価と比べて安いから」という理由で購入すべきではありません。

必要のないものを買うことこそ無駄になることを認識し、セールで見つけたものを「安いから」という理由だけで購入するのは避けましょう。

●高級おせち料理

おせち料理も「年末年始だから」といって高級なものを購入するのは避けたほうがよいでしょう。

正月に行事として食べることを否定しませんが、“高級”である必要はないということです。もちろんグレードにもよりますが高いものだと5万円を超えるようなおせち料理があります。

「正月だから」という理由で数万円も支払うのは高額な出費といえるでしょう。

文・手塚大輔(ファイナンシャル・プランナー)
地方銀行にて7年半勤務し個人営業と法人営業を経験。現在は保険や不動産、投資、税金などお金に関する幅広いジャンルの記事を執筆・監修している。

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