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【喫茶文化を見つめ直す。】〈小川珈琲 堺町錦店〉

  • 2022.12.21
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ふわっと香る桃色の餅菓子が店先に並び始めたら、町が花で彩られ、京都へ行きたくなる季節がやって来る。市場の近くの町家を改装したコーヒー店の佇まいに足を止めたり、平安神宮前の蚤の市に並ぶアンティークを手に取ったり。鴨川沿いのカフェでのんびり川を眺めてもいい。町を歩くだけでも、思い思いの京都らしさときっと出会えるはずです。

京都の街に育まれてきた喫茶文化を大切に次世代へ。

2022年、創業70周年を迎える〈小川珈琲〉は京都を代表するロースターの一つ。長年取り組んできたサステナブルな活動を伝え、体験する場として〈小川珈琲 堺町錦店〉を立ち上げたのは2月のこと。

九条ねぎとしらすの玉子サンドイッチ1,000円、オーガニックハウスブレンド011ダーク600円。
既存の中庭は紅葉や石を残しつつ、ミニマムな空間に。ボタニカルアレンジは〈TSUBAKI〉が手がけた。

〝100 年先も続く店〞をコンセプトに日本の喫茶文化の原点を見直し、ネルドリップに取り組んだ。用意されたエシカルコーヒーは深煎りと中煎りが中心。京都産小麦粉で作る食パンのトーストやサンドイッチ、ミルクセ ーキなどなじみある喫茶メニューも、ブラッシュアップされて登場。京町家をモダンに改装した空間は、喫茶文化へのリスペクトに満ちている。

2階にはイベントスペースも。

〈小川珈琲 堺町錦店〉

ネオ喫茶店として主役に掲げたエシカルコーヒーは生産者の暮らしを守ることにつながる認証を受けたもの。豆の購入には容器 を持参など、持続可能性を意識する。

住所:京都府京都市中京区堺町通錦小路上ル菊屋町519-1|〈地図〉
TEL:075-748-1699
営業時間:7:00~20:00(19:30LO)
定休日:無休

photo : Yoshiko Watanabe coordination & text (Ogawa Coffee) : Mako Yamato

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