【多摩】四季を楽しむ自然林でひんやりした冬に浸ろう「都立桜ヶ丘公園」

こんにちは。地域特派員のまきむら あいです。今日は、多摩丘陵を満喫できる「都立桜ヶ丘公園」をご紹介します。駐車場完備だから、ご家族で行くのも、わんちゃんのお散歩にも、そして一人で深呼吸をしに行くのもおススメ。

公園の中は高低差が数十メートルあるため、健脚向きと思われそうですが、ルートを選べばゆっくりゆったりの自然散策が可能です。また、多摩市が管理する施設・旧多摩聖蹟記念館もありますので、大人の社会科見学もできちゃう。知る人ぞ知るすごい桜も見られますよ。

今日は「記念館口」から入ってみます

入口がいくつかある、こちらの公園。今日は駐車場もある「記念館口」から入ってみることにします。大きな看板が目印。

青空と山々を一望できるから冬がおすすめ！

公園に入ってすぐ、視界が開けます。ここから見える山々の案内パネルも。あれ…？

なんとここから、東京都内の最高峰で、都内唯一の2,000m超えの標高を持つ雲取山が見られるようです！！日本百名山が多摩市内から見られるなんて驚きです。雲取山は東京・埼玉・山梨の県境にあって東京都水道局の水源でもあります。もっと遠くの山かと思っていました。

晴れていれば雲取山も見られるようです！！

突き抜ける青空と遠くの山々

園内には見どころがいっぱい！

多摩市のこの辺りを「聖蹟桜ヶ丘」というのは、明治天皇が1881年2月に初めて、現在の聖蹟桜ヶ丘駅近郊を行幸したことに由来しています。明治天皇はその後も4度にわたってこの地を行幸したといわれていて、桜ヶ丘公園の園内でいくつかの史跡に出会うことが出来ます。

明治天皇の御製碑

聖蹟桜ヶ丘の歴史がここに…！

円形の大殿堂、これ、昔テレビの特撮シリーズで見たことある…懐かしい…！！

春は「宇宙桜」

雑木林に覆われたこちらの公園。春はソメイヨシノとヤマザクラが満開に、秋はたくさんのイロハカエデの紅葉が美しくて趣があります。私は、つき抜ける青空と遠くの山々が綺麗に見える冬が大好きで、ルリビタキやツグミなどの野鳥にも出会えますが…

実は、こちらの公園には、「多摩桜プロジェクト」によって植えられた「宇宙醍醐桜」「宇宙滝桜」「宇宙ひょうたん桜」「宇宙稚木の桜」があります。宇宙の桜…なかなか聞かない名前ですね。これらを「宇宙桜」と書いて「そらざくら」と読みます。

「宇宙桜」は、日本時間の2008年11月15日から2009年7月31日までの約8か月半もの間、若田光一飛行士とともにスペースシャトル「エンデバー号」で宇宙に向かい、地上約400kmの位置にある国際宇宙ステーション「きぼう」に滞在した桜の種がもとになっています。

2009年秋から2011年にかけて、その種のごく一部が発芽したのですが、私たちはこの桜に、都立桜ヶ丘公園で出会うことが出来るんです。そんなに大きくない木ですが、ぜひ園内をたくさん歩いて探してみてください。

聖蹟桜ヶ丘の山のてっぺんに、とにかく広い公園

雑木林は、野に住むたくさんの生き物を守っているような気がします

ゆうひの丘やドッグランなど、ご紹介したい場所がまだまだたくさん園内にあるのですが、それはまた今度にしましょう。なお、ドッグランの利用には事前の利用登録が必要です。ご注意ください。

都立桜ヶ丘公園 【住所】東京都多摩市連光寺3丁目、5丁目 【TEL】042-375-1240（桜ヶ丘公園サービスセンター） 【料金】入場無料・駐車料金無料 【開園日】常時開園、ただしサービスセンター等一部施設は年末年始休業 【アクセス】小田急多摩線「小田急永山駅」、京王相模原線「永山駅」から京王バス聖蹟桜ヶ丘駅行き、または聖ヶ丘団地行きで「桜ヶ丘公園西口」下車1分
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」から京王バス永山駅行き「桜ヶ丘公園西口」下車1分 【駐車場】多摩聖蹟記念館側＋ゆうひの丘側 車いす専用駐車場有 【HP】https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index065.html