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珍奇鉱物図鑑「宝石鉱物」5種を紹介。まだまだある、宝石鉱物の美しい原石たち

  • 2022.12.21
ルビー/カルサイト、タンザナイト

Gem Stone(宝石鉱物)とは?

これまでベリルやトルマリンなどのジェムストーンを紹介してきたが、そのほかの宝石鉱物たちの原石も美しい。特にコランダムは、美しいうえモース硬度9と非常に硬く、装飾品として非常に使いやすいため人気が高い。赤いものは“ルビー”、そのほかのものは“サファイア”と呼ばれ流通している。

サファイアCorundum var. Sapphire

サファイア
コランダムのうち、赤いものだけがルビーと呼ばれ、残りはサファイアと呼ばれる。背びれのような部分がサファイアで、こうやって母岩の部分が残った状態で流通するのは稀。45×62×33mm。

ダイアスポアDiaspore

ダイアスポア
ズルタナイトとも呼ばれるトルコ産の鉱物。近年、新たに晶洞が見つかり話題となった。光源によってグリーン、パープル、ピンクと幻想的にカラーチェンジする美しい母岩付き標本。40×30×20mm。

トパーズTopaz

トパーズ
昔からアクアマリンやトルマリンなどの宝石鉱物を数多く産出することで知られるパキスタン産のトパーズ。クリアなシャンパンカラーが美しい標本。75×45×38mm。

タンザナイトZoisite var. Tanzanite

タンザナイト
ブルーやブルーパープルのゾイサイトをティファニー社がタンザナイトと名づけて宝石として売り出して以来、人気の高い石に。結晶を見る角度によって異なる色に見える多色性を持つ。38.5×42×26mm。

ルビー/カルサイトCorundum var. Ruby on Calcite

ルビー/カルサイト
コランダムは本来無色で、別の元素が混ざることでその色を変化させる。その中で、赤いコランダムが「ルビー」と呼ばれる。宝石として加工されがちなので、美しい標本が市場に出てくるのは珍しい。45×24×23mm。
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