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「木啄」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.3.13
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今回ご紹介する難読漢字は「木啄」です。

みなさんもご存知の小説家「石川啄木(いしかわたくぼく)」の名前と、漢字の順番が入れ替わっているようにも見えるかと思います。いったいどんな読み方なんでしょうか…?

「木啄」の読み方!

簡単に「きたく」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。また先述の「石川啄木」の読み方をひっくり返して「ぼくたく」と読むわけでもありませんよ。

それでは、ここでヒント!

「木」「啄」の2文字が含まれる言葉の1つに「啄木鳥(きつつき)」が挙げられます。実はこちらと「木啄」の読み方はよく似ているんですよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「きたたき」でした!

「木啄」について

さて、読み方は分かりましたが、その正体について予想できた方はいらっしゃいますか?

実はこの「木啄」は「啄木鳥」と関わりのある言葉なんですよ。

き‐たたき【木叩・木啄】
〘名〙
① キツツキ科の鳥。カラスよりやや小さく、全長約四六センチメートル。腹面、腰部が白色であるほかは全身黒色。雄の頭頂とほおの下部は鮮紅色。東南アジアに分布し、朝鮮と対馬に亜種が棲息する。対馬では天然記念物に指定されていたが、一九二〇年以降記録がなく、七二年に指定が解除された。あまのじゃく。
② 鳥「きつつき(啄木鳥)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう、「啄木鳥」の異名が「木啄」なんです。似たような字面ではありますが、漢字の並びが違いますので混同しないようにしてくださいね!

また、それだけでなく「きたたき」という名前の鳥のことも表しています。「どんな鳥なんだろう…」と興味を持った方がいらっしゃるかもしれませんが、実は対馬の「木啄」は絶滅してしまったと考えられているそうなんですよ(出典:『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「木啄」は「きたたき」と読みます。

この他にも、鳥に関する難読漢字はまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!