1. トップ
  2. 「室鮫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「室鮫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.4.30
undefined

「鮫(さめ)」といえば、海に潜む肉食の魚として知られています。水族館やドキュメンタリー番組、映画などでみたことがある方も多いのではないでしょうか。

さて、今回はそんな「鮫」が含まれる難読漢字「室鮫」をご紹介します。

「室鮫」の読み方!

簡単に「しつざめ」や「むろざめ」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。読み方はこれらと同じように「〇〇ざめ」ではありますが、空欄を埋める手がかりがないとお困りかもしれませんね。

それでは、ここでヒント!

この言葉には「室鮫」の他に「鞘鮫」という別表記もあるんですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「さやざめ」でした!

「室鮫」について

読み方が分かったところで、意味の確認に移りましょう。

もしかすると、中には「いったいどんな鮫なんだろうか…」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実は「室鮫」は特定の魚の名前というわけではないんです。

さや‐ざめ【鞘鮫・室鮫】
〘名〙
刀剣の鞘の外面をおおい包むのに用いる鮫の皮。鞘皮。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう、こちらは「鞘」に使われる「鮫」の皮のことなんです。鮫の肉を「蒲鉾(かまぼこ)」に、ヒレを「フカヒレ」として食べることもありますが、こんな利用法があるとはご存知なかった方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「鞘」の材料として用いられる「鮫」の皮には占城(チャンバ)、柬埔塞(カスク)、聖多黙(サントメ)、太泥(ターニー)、暹羅(シャムロ)、交趾(コーチ)、咬𠺕吧(ジャガタラ)、阿媽港(アマカワ)などたくさんの種類があるそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。これだけの種類があったなんて、ビックリしてしまいますね!

まとめ

いかがでしたか?

「室鮫」は「さやざめ」と読みます。

ぜひご家族やご友人に「室鮫」を教えてあげてくださいね!