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全部読めた人スゴすぎる……。「中物」の3つの読み方、正解は?《難読漢字クイズ》

  • 2023.2.12
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今回ご紹介する難読漢字は「中物」です。

字面からそのまま読めてしまいそうで、とても難しいとは思えないかもしれません。

読み方は全部で3つです。全て当てることはできますか…?

「中物」の読み方!

「なかもの」や「ちゅうもの」と読んでも正解です。残る読み方はあと1つ。これなら、すぐに当てられそうだとお思いかもしれませんね。

ただ、簡単に「なかぶつ」「ちゅうぶつ」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解なんです。もう手詰まりだと、お困りの方もいらっしゃるかと思います。

それでは、ここで大ヒント!

この読み方をする場合「当物」「宛物」という別表記もあるんですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「あてもの」でした!

「中物」について

「なかもの」「ちゅうもの」「あてもの」と、3つの読み方があることは分かりました。

ただ、表記が同じとは言え、読み方が違うように意味も異なっているみたい。早速確認してみましょう。

ちゅう‐もの【中物】
〘名〙
① 中くらいのもの。形や質などが中程度の物。
② 「こうやがみ(高野紙)」の別称。
なか‐もの【中物】
〘名〙 =なかぎり(中切)④
あて‐もの【当物・中物・宛物】
〘名〙
[一]
① 当てること。また、当てる対象となる物。
② 隠してある物、なぞなどを考えて言い当てること。当て事。
③ 駄菓子屋などで、くじを引かせ、当たると代金以上の菓子や玩具などを与えるもの。
(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「ちゅうもの」が指す「高野紙(こうやがみ)」とは文字通りに「高野山麓古沢(こざわ)付近から産出した紙」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)を指します。

また、「なかもの」が指す「中切(なかぎり)」とは「取引市場の長期清算取引で、翌月末日に受け渡しをする契約のもの」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)のことなんだそう。

読み方が変わるだけで、内容もかなり異なっていましたね。特に「あてもの」に関しては、上記に記載した以外にも様々な意味があります。少しずつでも、この機会に覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「中物」は「なかもの」「ちゅうもの」「あてもの」と読みます。

同じ漢字表記であっても、読み方が違うと意味もガラッと変わる、なんてことはしばしば。興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!