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【食のプロがコンビニショートケーキ食べ比べ】3社の味・戦略の違いにも注目

  • 2022.12.19

クリスマスに欠かせないものの一つがケーキ。なかでも、白×赤のルックスが映えるショートケーキは大定番のスイーツです。各コンビニにも力作が並びはじめた今、ローソン・ファミリーマート・セブン-イレブン(ヤマザキ)のショートケーキを食べ比べました。

ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブン(ヤマザキ)のショートケーキを食べ比べます

「ローソン」は大人なクリームと甘酸っぱいピューレがマッチ

スイーツに定評があるローソンから紹介するのは「苺の冠雪ショートケーキ」(税込397円)。

同社は「パーティーケーキ ストロベリーショート 2個」(581円)、「パーティーケーキ 苺&チョコ」(581円)、「いちごのクラシックショート 3号」(800円)と多彩な商品群で、今回最も熱の入れようを感じました(冷凍スイーツには「いちごのショートケーキ」495円もあります)。

苺の冠雪ショートケーキ。税込397円

そもそもローソンのショートケーキは定番スイーツの一つで、以前販売されていた「絹白クリームの苺ショート」も傑作と名高い一品です。

スペックは、90g(筆者が計測。パッケージを含む/以下同)で211kcal、炭水化物は18.5g。コスモフーズが製造

今回の「苺の冠雪ショートケーキ」は、シュワふわっとした大量のホイップクリームと、2個乗ったイチゴの酸味がナイスなメリハリ。

中のイチゴピューレは甘酸っぱく、このアクセントも絶品です。クリームが甘さ控えめなのも好印象で、ナパージュ(ジュレによるツヤ出し)コーティングされたイチゴの輝きもいい仕事をしていると感じました。

苺の冠雪ショートケーキ

税込397円(沖縄地域のローソンでは421円)

「ファミマ」は生クリーム好きにオススメなボリューム感

ファミリーマートは、2022年12月13日に新作「いちごのショートケーキ(税込398)」を投入。ホイップに北海道産生クリームをブレンドし、濃厚でありながらすっきりとした後味に仕上げているのがポイントです。

いちごのショートケーキ。税込398円

前述のローソンは、イチゴピューレをクリームで包み込むようなレイヤーでしたが、ファミリーマートはやや違う構成。下からスポンジ、ホイップクリーム、ストロベリーソース、ホイップクリーム、イチゴ、粉糖という重ね方で、高さもあります。

117gで250kcal、炭水化物は21.5g。デザートランドが製造

味のほうは、やはり組み合わせのレイヤー感を楽しめるおいしさ。クリームはローソンより若干しっかりめで、甘さもやや強め。高さがある分クリームも多めで、このボリューム感が印象的です。生クリーム好きにおすすめのショートケーキといえるかもしれません。

いちごのショートケーキ

税込398円

「セブン-イレブン」の「ヤマザキ」はハイクオリティな王道味

意外なところで、セブン-イレブンでは独自のショートケーキを見つけられませんでした(12月15日時点)。

代わりに、というわけではありませんが、ヤマザキ(山崎製パン)の「苺のショートケーキ(税込408円)」が販売されていたので、こちらを紹介します。

ちなみに、予約するタイプのホールケーキはあるので、このクリスマスにセブン-イレブンのショートケーキを食べたい人は、公式サイトをチェックしてみてください。

苺のショートケーキ。税込408円

「苺のショートケーキ」は2ピース入りで、北海道産生クリームを使用し、イチゴのコンフィチュールをサンドしているのが特徴です。

191g(2P/パッケージを含む)で228kcal(1P)、炭水化物は21.05g(1P)。もちろん山崎製パンが製造

ローソンやファミリーマートに比べるとクラシカルでスポンジが多めな印象ですが、味わいは想像以上に洗練されています。これは味の組み立てが好バランスだからかも。

確かにスポンジは多めですがふんわり柔らかく、ホイップも比較的甘めながらやりすぎないレベル。甘酸っぱいイチゴコンフィチュール、シャキッとして酸味のあるイチゴがクリームと調和して、王道のショートケーキをハイクオリティにしている感があります。

価格もリーズナブルで、これは大アリなおいしさといえるでしょう。

苺のショートケーキ

税込408円

本稿ではクリスマスとの関連性でショートケーキを紹介しましたが、味わいの要であるイチゴはこれから旬を迎える果実。コンビニからもますます、さまざまなイチゴのスイーツが発売されるはずなので、来年も要チェックです!

※各コンビニで購入。商品名、価格、仕様、品揃え等は変更される場合があります。

[All Photos by Hideaki Nakayama]

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