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アマン京都「鷹庵」で楽しむ、冬の旬味とトップソムリエのペアリング

  • 2022.12.19
ペアリングの一例。ズワイガニのお椀とブラン・ド・ノワールのシャンパーニュ。
ペアリングの一例。ズワイガニのお椀とブラン・ド・ノワールのシャンパーニュ。

京都の北、鷹峯三山の麓に佇む「アマン京都」の日本料理「鷹庵」。金沢のミシュラン二つ星の日本料理店「銭屋」の髙木慎一朗氏が総料理長を務め、京都の日本料理店の中でもユニークな存在感を示し、国内外から支持を集めている。日本料理の世界では稀な、国際的な舞台での経験も豊かな髙木氏。「アマン京都」独自の美学にふさわしいプレゼンテーションで、美しい森の中に建つ厳かな空間に寄り添い、日本料理の神髄に触れる食体験を提供している。その「鷹庵」で現在、ワインペアリングと合わせた特別なコースを、期間限定で展開中。ワインセレクトにあたるのは、世界的ソムリエ・石田博氏だ。

髙木総料理長。「ほかには負けられない」と胸を張る食材を、「鷹庵」にふさわしい仕立てに。
髙木総料理長。「ほかには負けられない」と胸を張る食材を、「鷹庵」にふさわしい仕立てに。

今やファインダイニングの世界ではスタンダードになりつつあるワインペアリング。「古くからワインの伝統産地では、“組み合わせる”というより、単に“習慣”だったものが、現代になり、レストランの世界で相性を研究する対象になった」と、石田氏は話す。「なかでも日本料理は、ワインを楽しめる要素を秘めている料理ジャンルの一つである」とも。

ブルゴーニュの銘醸品から意外な産地のものまで登場するペアリングワイン。
ブルゴーニュの銘醸品から意外な産地のものまで登場するペアリングワイン。

髙木総料理長がこの特別なコースのために用意したのは、北陸が誇る冬の味覚の王者、香箱ガニと寒ブリ、加えて石川・加賀の伝統猟法で獲る希少な天然鴨・坂網鴨だ。豪勢かつ、ゆかしく滋味深い食材、その美味を頂点まで引き出す一皿に合わせ、石田氏が揃えたのはシャンパーニュ、ブルゴーニュをはじめ欧州各地のワインに日本酒と多彩。風味の共通や相反、産地の共通性、テクスチャや余韻の長さなども考慮した緻密なワインペアリングコースが、とびきりの一皿の味わいを、さらなる高みへと引き上げる。

石田氏と髙木総料理長。試作試飲を重ね、ワインセレクト、料理とも最後まで微調整したと話す。
石田氏と髙木総料理長。試作試飲を重ね、ワインセレクト、料理とも最後まで微調整したと話す。

日本料理が世界のトップシェフやフーディーから支持されるようになって久しいが、洗練された日本料理の文化を誇る、京都、金沢に根ざす料理を、世界のクオリティワインとの共演を味わえる貴重な機会。京都への旅と合わせ、一年をしめくくる、ご褒美ディナーにも相応しい。

ペアリング by Hiroshi Ishida at 鷹庵

期間/~2022年12月28日(水)

提供場所/アマン京都 日本料理「鷹庵」

料金/ディナー38,000円、ペアリング16,500円(ともに税・サ込の1名料金)

問い合わせ・予約/075-496-1335(レストラン予約 9:00~6:00)

https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/dining/taka

※食材の仕入れ状況により、期間内でも終了することがあります。

Text: Kei Sasaki

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