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浮気相手とのホテルのレシートを発見し… 「夫に浮気をされた妻が行った制裁」【後編】

  • 2022.12.17

婚約中に彼の浮気が発覚したものの、一度は目を瞑って結婚へと進んだ真由香さん(仮名)。しかし新婚わずか1年で、再び夫の浮気問題が浮上します。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、壮絶な体験をした新婚女性の復讐劇をご紹介します。

新婚1年でまた浮気!「今度こそ許さない」と妻は決意

「結婚して1年ほど経ったとき、また夫の行動に違和感を持ち始め、浮気だなってピンときました。帰宅時間が遅くなっただけでなく、休日も仕事と言って朝から晩まで留守にする日が増えたんです。その他にも、家にいるときはスマホを肌身離さず持って、わざと私が夫のスマホを見ようとすると露骨に拒否するなど、明らかに怪しいと思える行動が増えていきました」

あるとき、夫が眠っている間に夫の持ち物をチェックしてみると、浮気相手と泊まったと思われるホテルのレシートや、真由香さんとは行ったことのない観光地のマスコットキーホルダーなどが出てきて、夫の浮気を確信したとのこと。「婚約中にも浮気をされていたので、やっぱり浮気癖が直っていなかったんだ…と愕然とした」と言います。
そして、短期間に浮気を繰り返す夫に対して「今度こそ許さない」と真由香さんは決意。復讐に出ることを決めたのです。

ついに別居を決意。双方の親にも事実を打ち明け…

「それまで、私の実家にも義実家にも夫の浮気について何も報告してこなかったのですが、さすがに今回は私だけでは解決できないと思い、私の両親と義実家の双方に伝えました。そのときに、実は婚約中にも夫が浮気をしていたこと、新居に浮気相手の女性を連れ込んでいたことなども伝え、今後の対策について、両家を交えて話し合いをすることにしました」

真由香さんの両親は、婚約中と新婚1年目の2回も浮気をする娘婿に激怒。慰謝料をもらって、すぐにでも離婚をするべきと主張したそう。一方、義両親は真由香さんと真由香さんの両親に平謝りで「私たちが息子にキツく言い聞かせるので、なんとか離婚だけは考え直してもらいたい」という態度だったそうです。

経済的制裁で復讐を決行

「双方の両親に夫の浮気をぶちまけた時点で、私は離婚することを決めていたんです。でも、あっさり離婚したのでは夫を懲らしめることができないと思い、まずは別居をすることにしました。別居中も十分な生活費を夫から払ってもらい、ある程度の期間が経ってから慰謝料をもらって離婚しようと綿密に計画し、その通りに進めました。
夫は夫婦関係を修復ができるものと期待して生活費を払い続けていたようですが、私はそんなに甘くはありません。先日、夫との協議離婚が成立しましたが、浮気が判明したときにすぐに離婚するよりも、私にとって経済的に良い結果になったと思いますし、夫へのダメージも大きかったのでしっかり復讐ができたのではないかと思っています」

いわゆる“婚姻費用”として法律で定められている、別居中の生活費を上回る額を夫から2年にわたって受け取り、最終的には浮気の慰謝料も請求して離婚をするという計画を遂行した真由香さん。実家の両親にも自身の計画を丁寧に説明し「時間はかかるけれど、夫へのダメージを考えたら、このくらいやらないと気が済まない」と説得をして、計画通りに進めたそうです。

「浮気をしても許してもらえると思っていた夫は、甘いとしか言えませんよね。すでに夫への愛情は冷めていましたし、別居を決めたときから私は金銭的に復讐をすることしか考えていませんでした。離婚してから元夫は経済的に困窮しているみたいですが、そんなの私には関係ありません。夫が浮気さえしなければ、今頃は平穏な結婚生活が続いていたと思いますから…」

夫の浮気が発覚したときに、感情に任せて離婚をしてしまうと経済的に損をするケースもあります。真由香さんのように綿密な計画を年単位で進められる例は多くはないでしょう。しかし、離婚をすると決めたときに感情だけでなく冷静に考えながら進めることで、浮気夫への制裁をきっちりと下すこともできるのです。

©RyanKing999/monzenmachi/gettyimages

文・並木まき

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