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AIに奪われる職業5つ、AIが発達しても残る職業3つ

  • 2022.12.17

AI(人工知能)の発達で、なくなると予測されている仕事の範囲が広がっています。これからの仕事を考えるなら、なくなってしまう仕事は避けたいものです。そこで今回は、今後なくなると言われている仕事を5つ、今後もなくならないと考えられる仕事を3つご紹介します。

■今後なくなると見込まれている仕事5選

●「バス、タクシー、電車」の運転手

今後なくなるだろうと言われている仕事の筆頭は、「バス、タクシー、電車」の運転手です。神戸新交通のポートライナーや東京臨海新交通臨海線のゆりかもめなど、すでに無人運転している路線もあります。

大型バスや小型自動車の自動運転も各地で実証実験が進んでおり、将来的には多くの公共交通機関が自動運転に置き換わっていくと考えられています。

●小売業の店員

「小売業の店員」も、今後は必要とする労働力が大きく減少すると見られています。すでに、首都圏ではセルフレジやウォークスルー決済、防犯システムなどによるコンビニの無人化が進んでいます。そのため、実感として店員がいなくなったと感じている人もいるでしょう。

●建設現場や工場の作業員

建設現場や工場の作業員は、単純作業や検品のできるロボットに置き換わりつつあります。現場を運営するために求められる人員は、今後ますます減少していくことでしょう。

●銀行員

銀行員もまた、AIの進化やキャッシュレス決済の広がり、フィンテックの発達により、今後はなくなってしまうのではないか、と考えられている仕事です。

●ライター

大量かつ速報性の高いニュースのような記事はAIによる自動化が進んでいるため、ライターも今後、多くの仕事がなくなる可能性があります。

■AIが発達しても「消えない職業」は?

●臨機応変さが求められる医師や看護師

医療分野では、診断やカルテ作成などにAI技術が導入されています。AIは、人間とは違って先入観を持たないため、客観的な診断ができるなどメリットも大きいのです。

しかし医療現場では、患者の急な容態の変化や精神状態を把握して臨機応変に対応する必要があります。また、精神面のケアが必要な精神疾患の治療は、AIが苦手とする分野です。

●コミュニケーション力が求められる介護士

介護士の負担軽減のために、介護現場でもAIやロボット技術が導入されています。しかし、すべての作業をAIやロボットが行うことはできないでしょう。

介護士の仕事には、要介護者の身の回りの世話だけでなく、会話を楽しんだりリハビリの際に声をかけたりなど、心のこもった精神面のサポートも含まれます。AIやロボットでは、こういった精神面に寄り添うことが難しいため、介護士も今後残る職業だと言われているのです。

●子どもの人格形成にも影響する教師や保育士

教師や保育士は、子どもの気持ちに寄り添い、子ども一人ひとりの性格や適正を判断しながら指導しなければなりません。

幼少期や青年期というのは、大人への成長過程であり、人格形成にもっとも影響を与える期間でもあります。また、AIによる教育では、自分で考えて行動する力である非認知能力を伸ばすのは難しいでしょう。

■今後もAI技術は進化する!共存することで便利に

仕事を奪われてしまうと考えると、AI技術やロボットの進化に嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。しかし、AI技術などが進化することで、日々の生活や社会生活がより便利になるというメリットもあります。

AI技術と共存しながらも、AI技術が進化しても消えない職業やAIを機能させる側の職業に就くなど、必要なスキルの獲得を考えていきたいものですね。

文・fuelle編集部

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