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お金を貸すなら見極めて!お金を絶対に貸してはいけない人の判断基準とは

  • 2022.12.16

家族や友人から「お金貸して」と頼まれたら、あなたはどうしますか。「困っているなら助けてあげたい」と思うかもしれません。しかし、お金を貸すと関係が悪化する恐れもあるため、慎重に判断することが大切です。

では、お金を「貸してもよい人」と「貸してはいけない人」の違いはどこにあるのでしょうか。ファイナンシャル・プランナーの大西勝士さんが解説します。

■「返してもらえなくてもよい」と思えるか

そもそも、家族や友人間でお金の貸し借りをするのはおすすめしません。お金が返ってこなかった場合、人間関係がぎくしゃくするからです。お金を貸すなら、相手にあげるつもりで貸しましょう。

「返ってこなくてもよい」と思える相手・金額であれば、お金を貸しても問題ありません。そう思えない相手なら、たとえ家族であっても貸さないほうがよいでしょう。

■約束を守っているか

お金を貸す場合は、相手が信頼できる人であることが基本です。相手の性格をよく知っていて、「約束を守る人」と思えるなら、無理のない範囲でお金を貸してもよいかもしれません。

逆に、平気で約束を破る人には貸さないほうが無難です。「〇日までに返す」と言われても、予定通りに返済してもらえる可能性は低いでしょう。「よく遅刻する」「ドタキャンが多い」など、ルーズな性格の人には要注意です。

■いつも平気でお金を借りていないか

お金がなくて困っていたとしても、普通は「お金を貸してほしい」と頼むことに抵抗があるものです。しかし、中には平気で「お金貸して」と言える人もいます。

「お金を貸してほしい」と気軽に頼んでくる人は、すでに多額の借金を抱えているかもしれません。多くの人からお金を借りすぎて、誰からいくら借りたか覚えていないケースもあります。簡単にお金を無心してくる人とは、なるべく付き合わないほうがよいでしょう。

■安定収入があるか

お金を貸してもよい人か判断する際には、安定収入の有無もポイントになります。

仕事があって毎月給与を得ているなら、その収入から返済してもらえるかもしれません。しかし、無職で収入がない人にお金を貸しても、返済のめどは立たないでしょう。

金融機関が融資をするときは、年収や勤続年数などから申込者の返済能力を審査します。それと同じように、お金を貸すときは相手に返済能力があるかを見極めることが大切です。

■ギャンブル好きかどうか

お金を貸すときは、相手がギャンブル好きかどうかも確認しましょう。ギャンブルは、自分のお金でほどほどに楽しむ分には何も問題ありません。

しかし、ギャンブルには依存性があるため、お金がないのにやめられず、借金をしてまで続けてしまう人もいます。貸したお金をギャンブルに使われ、返済してもらえない可能性があるので、ギャンブル好きな人には貸さないほうがよいでしょう。

■お金の貸し借りはやめたほうがよい

基本的に、他人とのお金の貸し借りはおすすめしません。約束通りにお金を返してもらえないと、人間関係が壊れる恐れがあるからです。

それでもお金を貸す場合には、相手にあげるつもりでお金を渡しましょう。

文・大西勝士(ファイナンシャル・プランナー)
早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。

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