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まずは「選択肢」から始めよう。自分の意見を言える子供に育てるには親子の会話が重要

  • 2022.12.15

恥ずかしいから自分の意見が言えない。
自分の気持ちが上手く伝えられない。
これを言ったら馬鹿にされるかな・・・

同調圧力の強い日本では、なかなか自分の意見が言えないという子供も多いのではないでしょうか。

自分の気持や意見が上手く伝えられないという問題は、大人でも悩んでいる人がいるくらい珍しいことではありません。
しかし、相手に理解して欲しいことをきちんと伝えられないと困ることは、成長していく中でだんだん増えていきます。
これからグローバル社会でも活躍出来るような子供に育てたいと考えている親は、世界中の人とコミュニケーションをする上で、他の国の文化や考え方、価値観の違いを理解していく必要があります。
自分の意見を言える子供に育てるためには、出来るだけ早い時期から子供に教えていきましょう。

子供が自分の意見を言えない理由は?

子供が自分の意見を相手に伝えられるようにする前に、まずは自分の意見を言えない理由を挙げてみます。

周囲の目を気にしてしまう
学校で周りと違うことをして目立つと、先生から怒られたり友達から冷たい目でみられたりした経験がある人も多いのではないでしょうか。
日本のこういった同調が大切であるという教育は、周りの反応を気にしてしまいがちです。

持っている知識や情報が少ない
小さい子供は、言葉のボキャブラリーなど情報や知識が少なく、学習し始めたばかりです。
親から「これってどう思う?」と聞かれても何と答えたら良いのか分かりません。

親が関与しすぎている
親が子供の代わりに何でもやってあげたりすると子供の成長スピードは遅くなりがちです。
また、子供も親が何でもしてくれるという考えになってしまうので、自分で考える機会も少なくなってしまいます。

自分の意見を言える子供に育てるには考える癖をつける
自分がどうして欲しいのか相手に理解してもらうためには、まず考える癖をつけることです。
親子の会話で取り入れたほうが良い内容について、具体的に3つご紹介します。

子供に聞くときは複数の選択肢から選ばせる
ママ広場


子供に何か聞いたとしてもあまり反応がない時があります。
遊びに夢中で話自体を聞いていないというのは別として、小さい子供は考えるという習慣がありません。
明日の夜ご飯は何が食べたいのか子供に聞いて、「何でも良い。」という返事が返ってきた経験はないでしょうか?
そこで、選択肢を提案してあげると子供は選びやすくて答えも決めやすいのです。

「夜ご飯、カレーとシチューどっちが良い?」
「明日来ていく洋服は赤が良い?白が良い?」

選択肢を与えることで子供は言葉を覚えて知識も増えていきます。
まずは子供に選ばせることから始めましょう。
子供の答えに対してポジティブな反応をする
育児の本を読むと、小さい子供はとにかく褒める!といった内容は多くあります。
自分の意見を言える子供に育てるには、子供が親に何かを話してくれた時が重要です。
子供の話に対して親がどのように反応するのかで変わってきます。
例えば、子供が自分の意見や考えを話してくれた時に、こういった反応をすると子供はどう思うでしょうか?
私はこっちのほう良かったのに。
それは違うね。
こんなことも知らないのね。
子供からしたら、否定されることを恐れる気持ちや、間違えて恥ずかしかったという気持ちになります。これでは自分の意見が言えなくなってしまいますよね。
子供の話には、どんな答えも親が一度受け止めてポジティブに反応を意識しましょう。

小学生になったら考えさせる質問をする

小学生くらいになると、子供もだいぶ自分の気持ちが理解できるようになってきます。
親子の会話の中でも幅広いテーマで子供と話をする機会も増えていきます。
その中で、なるべく子供に考えさせるように意識しましょう。
子供に何かを考えさせるために有効な声がけがあります。
「あなたはどう思う?」
こう聞かれると、小学生くらいになった子供は考えるようになります。
ただし、あまりしつこく使っていると嫌がられることもあるので注意しましょう。
ここでも、子供が話した内容について否定はしないで、どんな答えでもまずはその意見や考えを尊重して一度親が受け止めるということは忘れずにしましょう。

自分の意見を言えるような子供に育てるには、出来るだけ早い時期から取り組むに越したことはありません。小学生になってからでは、もう遅いかなと思っても普段の会話にちょっとずつでも考えるきっかけを盛り込んでいくことが大切です。

ママ広場

みなとと
ひとり娘のシングルファザーです。
結婚2年目に癌で最愛の妻と死別後、在宅ワークに切り替えて育児と仕事を両立中です。

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