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「正直、日本が羨ましい」韓国代表欧州組が心情吐露…自国サッカー界に“緊急提言”したワケ

  • 2022.12.15

「正直、日本が羨ましい」

カタールW杯でサッカー韓国代表のベスト16進出に貢献したDFキム・ミンジェ(26、ナポリ)が、所属チーム復帰前に韓国サッカー界に“提言”をした。

キム・ミンジェは12月15日未明、仁川(インチョン)国際空港を通じて、トルコ・イスタンブールを経由してイタリアに向かう飛行機に乗った。

欧州組多数の日本が「羨ましい」

 

白のフルジップパーカーを着て空港に登場したキム・ミンジェは、自身の見送りに来た約100人のファンと交流し、サインなどを行っていた。

出国前、『聯合ニュース』など国内報道陣の取材に応じたキム・ミンジェは「W杯で感じたことが多かった」とし、欧州クラブからラブコールを受けた韓国代表選手がより大きな舞台でプレーできるよう、Kリーグの各クラブに協力を求めた。

「Kリーグの選手もW杯で活躍した姿を見たはずだ」と伝えたキム・ミンジェは、「クラブと解決しなければならないことが多いし、移籍金も高い。あえて一言言うならば、もし欧州クラブからオファーがあれば、(クラブから)快く送り出してほしい」と決心したように述べた。

以前と比べて近年は国内トップクラスの選手の海外進出も活発になったが、それでも一部のクラブは選手に高額の移籍金を設定し、さらには厳しい条件も付け加えていた。そのような葛藤が生じざるを得ない状況を批判したのだ。

そして、今回のカタールW杯で26人中19人が欧州組だった隣国・日本代表に言及し、「正直、羨ましい」とも伝えた。日本はグループステージでドイツやスペインといった欧州の強豪を撃破し、アジア勢初のW杯2大会連続決勝トーナメント進出を果たしたが、その要因には日常的に大舞台を経験している欧州組の活躍があった。

キム・ミンジェ

また、キム・ミンジェはカタールW杯で指揮を執ったパウロ・ベント監督が4年の任期をまっとうしたように、次期監督も自身の色を出せるよう、サッカー界全体で信頼しなければならないことも強調した。

今夏にトルコのフェネルバフチェからイタリア・セリエAの名門ナポリに移籍したキム・ミンジェは、ここまでリーグ戦14試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)6試合と公式戦通算20試合に出場している。

新加入の韓国代表DFの活躍に支えられ、ナポリは2位と8ポイント差、唯一の無敗でリーグ戦首位を独走。CLでもリバプールやアヤックス、レンジャーズと同居したグループステージを首位で突破した。

キム・ミンジェは最近、マンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブへの移籍説が提起されているが、ナポリの優勝達成に向けて集中する考えを自らの口で明らかにした。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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