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薪火や窯で炙った料理は必食。【ホテルインディゴ軽井沢】で味わうワイルドで美味しいイタリアン

  • 2022.12.15

別荘で過ごすように滞在する【ホテルインディゴ軽井沢】。別棟にあるレストランは近所の馴染みの店へ行くような感覚で訪れたいお店です。長野県産の高原野菜を中心に、薪のオーブンや窯などで焼き上げたワイルドでとっても美味しいイタリアンを提供。地元の人にもすでに人気で、ウイークデーでも予約がとれない日さえあります。

ディナーの前にヴァンショーを

夕食前の時間を利用して、ぜひ立ち寄っておきたいのがフォレストガーデンの一画に設けられたファイヤーピット。バーカウンターと焚火を囲んだソファが用意され、季節によってはヴァンショー(ホットワイン)などが振舞われます。

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▲ファイヤーピットで過ごす贅沢な時間

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▲ミクソロジストが作るヴァンショーには、シナモンや信州産ドライリンゴなどが入り、身体を温めながら優雅なひと時を過ごせます <写真提供:ホテルインディゴ軽井沢>

レストランにはミクソロジストが常駐していて、スピリッツ(ジンやウォッカなどの蒸留酒)をベースに、にフルーツや野菜、スパイス、ハーブなどの自然素材で作るミクソロジーを提供。レストランやバーでもオーダーできます。

薪火で料理したイタリアンディナー

オールデイダイニング「KAGARIBI」は、地元食材を活かしたイタリアンをいただけます。とりわけ薪火でダイナミックにグリルした肉料理や野菜料理が自慢です。薪はクヌギをメインに、日によって変わる2種類の木材を使用。宿泊者のほか、外来の方も利用できますが、大人気なので事前予約をおすすめします。

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▲吹き抜けの開放的な「KAGARIBI」は、イタリアの大衆レストラン“トラットリア”をイメージして、ワイワイ楽しむ雰囲気を大切にしています

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▲薪とガスのハイブリットで火力の強いピザ窯。主としてナポリピッツァを提供するほか、この窯で仕上げる料理も多数用意

「KAGARIBI」では創造性豊かなカクテルやミクソロジーがイチ押し。シグネチャーカクテル「インディゴ」は、レシピが季節ごとに変わります。秋バージョンは、フランス ノルマンディー地方で作られるリンゴのブランデー「カルヴァドス」をベースに、リンゴやブドウジュース、ラベンダーシロップなどが使われ、ドライアップルなどをトッピング。

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▲シグネチャーカクテル「インディゴ」の秋バージョン

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▲「栗と抹茶のデザートカクテル」は、ブランデーをベースに、有名な小布施の栗を贅沢に使い、秋の味覚を楽しめます

「かぼちゃのカクテル」は、ブランデーにかぼちゃのペーストをたっぷり使い、甘い中にもブランデーの風味が印象的な大人のカクテル。最後にグラスの底に残ったチョコレートとあら越ししたかぼちゃとをスプーンで食べるのがおすすめの飲み方です。

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▲ユニークな「かぼちゃのカクテル」

「KAGARIBI」では4品と5品のコース料理を用意していますが、今回はアラカルトメニューをいただきました。

近隣の生産者から届く野菜たっぷりのサラダ「KAGARIBIインサラータ」は人気メニューのひとつ。「軽井沢アカシアはちみつとレモンのヴィネグレット」と「くるみドレッシング」でいただきます。

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▲人気メニューの「KAGARIBIインサラータ」

窯で焼き上げるピザもおすすめ。秋の味覚の舞茸を使った「上州舞茸とモッツァレラチーズ タプナードのピザ」は、ふっくらモチモチのピザ生地に、数種類の調理法で仕上げた旨味たっぷりの舞茸をトッピング。オリーブやアンチョビ、ニンニクなどで作ったタプナードソースに、燻された風味も加わる絶品のピザでした。

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▲舞茸の美味しさを引き出した「上州舞茸とモッツァレラチーズ タプナードのピザ」

ピザ窯で焼き上げたグルメバーガーも、ここでしか食べられない逸品。「信州産牛のハンバーガー」は薪火で焼かれた肉汁たっぷりのパティにベーコンを乗せ、溶けたラクレットチーズがかかります。牛乳やバター、卵を使ったホテルオリジナルのブリオッシュのバンズで、レタスとトマトもサンド。肉の甘味と薪の香りを愉しめる贅沢な味です。

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▲「信州産牛のハンバーガー」は、添えられたフライドポテトも止まらなくなる美味しさ。写真のパティは130gで、200gも用意します

薪でグリルしたからこそ、ダイレクトな味を満喫したい「骨付き信州豚の薪グリル」は、シンプルな塩味のみで堪能。ハーブで香りづけした引き締まった豚肉は、骨ごと焼かれて余分な脂を落としながら、肉の旨味を閉じ込めます。脂の甘い信州豚は、途中からマスタードソースをつけて味を変化。同じく薪火で燻されて、香ばしさを増した地元野菜の組み合わせも絶妙です。

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▲「骨付き信州豚の薪グリル」は2〜3名分

個性的なデザートは絶対おすすめ!

ユニークなデザートも、試しておきたい逸品ぞろいです。メニューは、パンケーキやフレンチトースト、アフォガードなどポピュラーな品が並びますが、サーブされると驚かれます。

例えば写真の「ティラミス」は、もっちりとしたお饅頭のような形状に、何をオーダーしたか自分を疑うほど。その正体は、ホテルのオリジナルコーヒー「ミズナラ」に浸したスポンジ生地に、マスカルポーネチーズのエスプーマ(泡)をトッピング。優しい味わいのマスカルポーネに、生地に染みたビターなコーヒーや砕いたカカオの風味がマッチします。

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▲見た目に驚く「KAGARIBIティラミス」。もちろん味にも驚かされます

KAGARIBI自慢の窯が威力を発揮するデザートが「季節のフルーツのデザートピザ」。モチモチのピザ生地にベリー系のフルーツとアイスクリームをトッピング。甘さも控えめなので、食後にさっぱりいただけます。

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▲「季節のフルーツのデザートピザ」

イタリア・フランス国境にある西ヨーロッパの最高峰といえば、栗のケーキで有名な「モンブラン」。イタリアでは「モンテビアンコ」と発音が変わり、円錐形の白いケーキに変身します。ところがKAGARIBIでは、もっちりと丸いドルチェとして「モンテビアンコ」が登場。滑らかなエスプーマ(泡)の中に栗やカシスが入り、カカオのチップスが添えられます。

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▲「モンテビアンコ」は意外性たっぷりのドルチェ。カリふわの食感とともに、甘味と酸味を楽しめました

どれもが美味しい朝食ビュッフェ

オールデイダイニング「KAGARIBI」でいただく朝食も、近隣の美味しい野菜を中心に、薪火を使った料理などが並びます。どれもが美味しい多彩な味を満喫しました。

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▲オープンキッチンに並ぶビュッフェ朝食

軽井沢野菜の「グリルベジタブル」は、高温で焼くことで野菜のみずみずしさを残しつつ、旨味をギュッっと凝縮。高原野菜の美味しさを再発見する料理です。

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▲薪火でグリルされた野菜が絶品

「カラフルトマトとラディッシュ」や「リーフサラダ」、ひと手間加えた「胡瓜 プチトマト バジルジェノベーゼサラダ」など、彩り鮮やかなサラダが並びます。くわえて、信州サーモンの「スモークサーモン」も試しておきたい地元の味です。

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▲地元野菜の美味しさを味わえるサラダ

「軽井沢産のアカシアの蜂蜜とレモンを使ったドレッシング」と「くるみのドレッシング」を用意。

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▲サラダのドレッシングは2種類。両方試しておきましょう

魚の西京焼きといえば、白味噌に漬けた京都の上品な焼き魚料理ですが、この日の「銀鱈の西京焼き」は、オーブンで一回焼いて薪の香りをまとわせ、さらにピザ窯で表面を焼いて香ばしさをアップ。真っ黒な皮や焦げ目が食慾をそそります。見た目に反して味は程よく、他では食べたことのない西京焼きに仕上がっていました。

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▲黒々とグリルされた「銀鱈の西京焼き」は香ばしさが際立つ意外性満点の美味しさ

パンコーナーには、ミニクロワッサンやマフィン、こだわりの食パンなどが並びます。実がゴロっと入った日替わりのパンプキンマフィンもしっとりしていて美味しかったです。

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▲どれをとっても美味しいパン。クロワッサンは焼き上がりの時間も表示します

自家製のブリオッシュ生地を使ったフレンチトーストは、これも自家製のアパレイユ(卵液)に漬け込んで、中はフワフワ、外がカリカリ。バターもたっぷり使われた人気のメニューです。

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▲美味しそうな焼き目がついたフレンチトーストとワッフル

長野県の「なかひら農場」のストレートジュース「果樹ある生活」は、グレープ味など3種類用意され、フルーツの酸味や香りをストレートに味わえます。ニンジンのジュースは、信州の美味しいリンゴとニンジンをバランスいい味にブレンド。3種類とも試しておきましょう。

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▲パンナコッタなどのデザートは、ペストリーが作る本格派。100%ジュースもお忘れなく。

薪火でグリルされた料理や、彩り豊かなサラダなど、地元の美味しいものがそろいます。コーンスープはトウモロコシそのものかと思うほど濃厚な味わい。エッグステーションではスクランブルエッグやオムレツなど4種類の卵料理がオーダーできて、作りたてがテーブルまで運ばれます。

薪火や窯で炙った料理は必食。【ホテルインディゴ軽井沢】で味わうワイルドで美味しいイタリアン

▲信州の食材を使った美味しい料理の数々

生クリームやバターをたっぷり使った「蜂蜜入りホワイトブレッド」は、あえて焼かずに食べてみましたが、ふわモチの絶品。10時からは一般販売され、わざわざ食パンを買いに来る地元の方などファンも多いとか。

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▲「蜂蜜入りホワイトブレッド」は3種類用意された手作りジャムのうち、果実感が楽しめるリンゴのジャムでいただきました。リンゴの優しい酸味も美味しいアクセントです。

薪火や窯で炙った料理は必食。【ホテルインディゴ軽井沢】で味わうワイルドで美味しいイタリアン

▲ホテルオリジナルのブレンドコーヒー「ミズナラ」は、お土産用も売っています

薪のオーブンや窯を使った、ワイルドで美味しさ満点の料理の数々。地元長野の高原野菜も美味さをダイレクトに実感できます。【ホテルインディゴ軽井沢】に泊るなら、欠かさず試してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ホテルインディゴ軽井沢 https://karuizawa.hotelindigo.com/>

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