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入隊が本格的に始まったが…BTSの“2回目の花様年華”を待つことができる理由

  • 2022.12.14
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人生で最も美しい瞬間を意味する「花様年華」は、BTS(防弾少年団)と切っても切れない単語だ。

2015年に「青春」と「成長」というキーワードで解きほぐした「花様年華」シリーズは、BTSが現在のグローバルグループに浮上するきっかけとなった。そして新しいチャプターの始まりを知らせた彼らは今、“2回目の花様年華”を待っている。

BTSの入隊が本格的に始まった。

最年長メンバーのJINが12月13日に京畿道・漣川(ヨンチョン)の陸軍第5師団・新兵教育隊に入隊し、それをスタートに残りのメンバーも順次入隊する予定だ。K-POPを代表するグループらしく、彼らの入隊決定から入隊日まで、全世界の主要メディアが速報で伝えるほど大きな関心が集まった。

BTS

グループでの活動が止まり、順次入隊することで“空白期”が生じることになるが、かえってメンバーのソロ活動は以前より活発になった。音楽からバラエティまで、さらに多彩になった見どころと“聴きどころ”で、全世界のARMY(BTSファン)の心を虜にしている。

デビューから約10年、ソロ封印解放

 

デビューから約10年、大事に積み重ねてきたソロアーティストとしての底力が、それこそ封印から解放された。同じチームだが、あまりにもメンバーごとに違う音楽で本当に興味深い。

これまでミックステープ(非正規アルバム)や自作曲として公開したのがソロ音楽活動のすべてだったBTSが、9年間のチャプター1を終え、各自のアイデンティティを取り戻すために新しい旅を始めたのだ。

(写真提供=BIGHIT MUSIC)

今年7月のJ-HOPEの初ソロアルバム『Jack In The Box』を皮切りに、9月のJINのソロシングル『The Astronaut』、そして12月2日にリリースされたRMの『Indigo』まで。メンバーたちが直接、アルバムのコンセプトから作詞、作曲までに参加し、コールドプレイやチョ・ユジンなど豪華なフィーチャリングで各自のソロアルバムを自分たちだけの個性で埋め尽くした。

国内外の音源・アルバムチャートでも好成績を残したが、1番トラックから最後のトラックまでメンバー独自の好みと力量がそのまま感じられるということだけでも満足できる。公式ソロアルバムではないが、JUNG KOOKもサッカーワールドカップの公式主題歌『Dreamers』を発表し、米ビルボードチャートで成果を収めた。

それに伴い、残ったメンバーたちのソロ活動に対する期待感も一層高まっているなかで、BIGBANGのSOLが来年初めに発売予定のソロアルバムに、JIMINがフィーチャリングした曲が収録されるとも伝えられ、大きな注目を集めている。

バラエティにもソロ出演、ARMYは楽しい
(画像提供=SBS)『ランニングマン』に出演したJIN

BTS メンバーたちは音楽だけでなく、様々なコンテンツに出演し、大衆とより身近にコミュニケーションしている。

JINは入隊前、SBSの『ランニングマン』、ウェブバラエティ『ハルミョンス』『用意したものは何もないが』など様々なバラエティに出演し、入隊によるファンの悲しみを慰めた。RMは12月2日に初放送されたtvNのバラエティ番組『知っていても役に立たない神秘的な人間雑学辞典 -アルスルインジョブ-』に固定MCとして合流し、7年ぶりに単独放送活動を始めた。

SUGAも独自のトークコンテンツ『シュチタ』を披露している。「SUGAと酔う(チハヌン)タイム」の略語で、SUGAがゲストと一緒にお酒を楽しみながら話を交わすコンテンツだ。初回にはRMが出演し、率直な話を交わした。

(画像=BTS公式YouTubeチャンネル)『シュチタ』

VはtvN『ユン食堂』シリーズのスピンオフ『ソジンの家』に出演すると見られる。彼は『ソジンの家』出演者である俳優パク・ソジュン、チェ・ウシクと親しい間柄としてよく知られており、彼らが一緒にいる姿が撮影地とされるメキシコで目撃された。

2025年、再び訪れる「花様年華」
(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

BTSはJINを皮切りに、他のメンバーもそれぞれ兵役義務の時期に従って順次入隊する予定だ。SUGA(1993年生まれ)、RMとJ-HOPE(1994年生まれ)、JIMINとV(1995年生まれ)、JUNG KOOK(1996年生まれ)の順だ。

業界では全員が揃った完全体活動の再開は、2025年と見込んでいる。ソロ活動と各自の軍服務後、さらに強固な“ワンチーム”になって帰ってくるBTSに対する期待も大きい。

RMは最近、『シュチタ』を通じて「2025年はメンバーの大部分が復帰する年であり、“花様年華”という記念碑的な叙事が10周年になる年なので、その時は何かができるのではないかと思った」と話した。

BTSはアルバム『花様年華pt.2』でアメリカの「ビルボード200」チャート171位を記録し、初めて米ビルボードチャートに名を連ねた。いわばK-POPの新しい歴史のスタート地点であるわけだ。

その後、「LOVE YOURSELF」シリーズに続き、『Dynamite』『Butter』が空前の大ヒットを放ち、K-POPのトップに立つと同時に世界を虜にした。それでもBTSは今年、これまでの9年の軌跡を盛り込んだアンソロジーアルバム『Proof』のタイトル曲『Yet To Come』を通じて、「最高の瞬間はまだ来ていない」と話した。

しばらく各自の花火を打ち上げ、2025年にさらに花満開となるBTSの“花様年華”に対する期待は絶対に無駄ではない。

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