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開放的なモダン建築で、心地よい自然の風を感じて。

  • 2022.12.13
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クリエイターが手がけた沖縄文化を味わえるおこもり宿が増加中。豊かな自然と人の営みが調和した空間には、ゆっくりとした島時間が流れる。

[ 南城市 ]mui たびと風のうつわ

ラウンジ兼カフェバーとして開放する共用空間。沖縄のコーヒー文化を牽引するヤマダコーヒーやクリフビール、浮島ブルーイングのビールなど、こだわりのドリンクを提供する。

沖縄の稲作発祥地と呼ばれる百名(ひゃくな)で、この地域の象徴である藁を塗り込んだ、沖縄サンゴのピンクの漆喰壁が目を惹く建物。囲炉裏のある共用スペースが独立した4棟の客室を繋ぎ、ひとつの集落のように仕立てた空間は、グスクを中心に集落内の交流が生まれ、ゆいまーる(助け合い)精神が根付いてきた沖縄の農耕文化を思わせる。また、設計を手がけたのは建築家・五十嵐敏恭、朝食のうつわは人気作家ナカムラケノシゴトなど、南城市に移住したクリエイターたちが繋がる場でもある。天井高7mの開放的な空間に吹き抜ける、心地よい自然の風を感じて過ごしたい。

半屋外の囲炉裏スペースには、大木のベンチを設置。

人気作家、ナカムラケノシゴト(中村桜士、ナカムラサトミ)のうつわやオブジェを販売。

テシオのソーセージやチーズガイのチーズ、みやぎ農園の平飼い卵など、沖縄の食を牽引する造り手の素材をふんだんに使った朝食。

4棟ある客室は、すべて2階建てのプライベートな造りに。琉球石灰岩を用いたキッチンカウンターで、サンゴの化石が作り出す自然の気配を室内に取り入れている。

mui たびと風のうつわ|mui tabitokazenoutsuwa沖縄県南城市玉城百名1201-3tel:098-943-6301全4棟バスタブ付き1棟¥28,000~(1棟2〜3名)朝食 各¥1,500https://mui.okinawa

*「フィガロジャポン」2022年12月号より抜粋

●掲載施設の開館・営業時間、閉館・定休日、価格などは、取材時から変更になる可能性があります。●施設によって、別途サービス料や宿泊税、入湯税などがかかる場合があります。●取材・撮影時はコロナ対策に十分配慮し、少人数で行っております。また、写真でマスクを外している場合がありますが、通常スタッフはマスク着用のうえ感染対策を行っております。

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