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『RRR』等と競合、パク・チャヌク『別れる決心』がゴールデングローブ外国語映画賞候補に

  • 2022.12.13

第75回カンヌ国際映画祭の監督賞受賞作『別れる決心』が、第80回ゴールデングローブ賞の外国語映画賞候補にノミネートされた。

ゴールデングローブ賞を主管するハリウッド外国人記者協会(HFPA)は12月12日(現地時間)、外国語映画作品賞の候補に『別れる決心』など5作品がノミネートしたと明らかにした。

2023年1月10日にロサンゼルスで開かれるゴールデングローブ授賞式は、アカデミー授賞式とともにアメリカで開催される代表的な権威ある授賞式だ。韓国作品ではポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が外国語映画賞を受賞したことがある。

ほかにも女優ユン・ヨジョンがアカデミー助演女優賞を獲得した作品『ミナリ』も同部門を受賞し、『イカゲーム』に出演した俳優オ・ヨンスは第79回授賞式でゴールデングローブテレビドラマ部門の主演男優賞を受賞した。

今回、『別れる決心』は『西部戦線異状なし』(ドイツ)『アルゼンチン ~歴史を変えた裁判1985~』(アルゼンチン)、『Close』(ベルギー、現代)、『RRR』(インド)と競合する。

パク・チャヌク監督が演出した『別れる決心』は、山で起きた変死事件を捜査する刑事ヘジュン(演者パク・ヘイル)が、被害者の妻ソレ(演者タン・ウェイ)に会い、疑いと関心を同時に感じながら始まる話を描いた映画だ。

本作は第75回カンヌ国際映画祭監督賞を皮切りに、ニューヨーク映画祭、米ファンタスティックフェスト、トロント国際映画祭など多数の映画祭に招請され、『ニューヨーク・タイムズ』が選ぶ2022年の10大映画に選定されたりもした。

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『ニューヨーク・タイムズ』は、「『別れる決心』は強烈なオープニングとともにパク・チャヌク監督ならではの自由な想像力と美しいミザンセーヌで観客を一気に惑わす。そしてついに安定期に入ったという感じと同時に、容赦なく心を揺さぶり、心臓を崩壊させる」と評した。

ほかにも米映画メディア『インディワイヤー』『バラエティ』『ハリウッドリポーター』『ニューヨークマガジン』など現地メディアがアカデミー賞主要部門の有力候補と予想し、話題を集めている。

日本では2023年2月17日より全国ロードショー。

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