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「生理が遅れていいのはどのくらい?」 生理不順の原因と治し方を解説!

  • 2022.12.12
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月経の周期は個人差が大きく、1か月よりも短い期間で来る人がいれば、数か月来ないという人もいます。

生理周期が乱れることを「生理不順」といい、年齢を重ねても治らなければ妊娠などにも大きくかかわってくるでしょう。

今回は生理不順原因治し方、改善のためにおすすめしたい漢方を解説していきます。

生理不順とは

生理不順
出典:shutterstock

女性の月経には個人差がありますが、おおよそ1か月の周期で訪れます。

一般的に正常といわれる月経周期は25日~38日で、周期変動が6日以内、期間は3日~7日です。

また、規則性がない状態の月経を「生理不順」といい、おもに4つのタイプに分けられます。

頻発月経

頻発月経とは、生理周期が24日よりも短い状態を指します。

経血量が少なく、だらだらと長引くことが特徴です。

頻発月経は、性的に未成熟な思春期や、卵巣機能が低下してくる更年期前の女性に多くみられます。

稀発月経

稀発月経とは、生理周期が40日~50日の状態を指します。

排卵がスムーズに行われていないことが多く、51日以上の稀発月経の3割が無排卵といわれています。

過長月経

過長月経とは、生理の期間が8日以上続く状態を指します。

出血量が多い、経血の中にレバー状のものが混じる、生理痛がひどいなどの症状が特徴で、子宮の炎症が原因になっていることもあります。

過短月経

過短月経とは、経血の量が極端に少なく、生理の期間が2日以内で終わってしまう状態を指します。

生理が来ても無排卵月経になっている可能性が高いため、放置してしまうと不妊になりやすくなります。

生理不順の原因

生理
出典:shutterstock

生理不順の原因はさまざまなものがありますが、根本的な原因はホルモンバランスの乱れです。

ホルモンバランスは、心身の不調や悩みがあるだけでも乱れることがあります。

生理不順の受診目安

生理は、日常生活やストレスなどの影響を大きく受けるため、いままでは生理周期が正常であっても、生理不順になってしまうことがあります。

また、なかなか生理が来ない場合は妊娠している可能性もあります。

前回の生理期間の終わりから60日以上生理が来ていない場合は、受診を検討しましょう。

生理不順の改善には漢方も効果的

漢方
出典:shutterstock

生理不順の改善には漢方薬もおすすめです。

生理不順の原因として、ストレス、冷え、過労などによるホルモンバランスの乱れのほかに、血流不足も考えられます。

そのため、「血流を改善して子宮や卵巣に栄養を届ける」「冷えやストレス、疲労によるホルモンバランスの乱れを改善する」といった漢方薬を選びます。

また、生理不順の原因になっている過度なダイエットや肥満などにアプローチして改善を目指す場合もあります。

漢方薬で心とからだのバランスを整えることで、生理不順だけでなく、月経痛や頭痛、イライラなど、さまざまな不調を同時に改善することも可能です。

自然の生薬から作られている漢方薬は副作用が少なく、医療現場でも使われているため安心して服用することができます。

〈生理不順で悩んでいる方におすすめの漢方薬〉
加味逍遙散(かみしょうようさん)

疲れやすく、イライラや不安感を持つ、とくに不定愁訴のある更年期の女性。

血行をよくし、からだを温めるほかに、上半身を冷ますため、冷えのぼせに効果が期待できます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

足腰が冷え、貧血気味で疲れやすい方。

血行をよくし、水分代謝を整えることで、肩こり、冷え、月経や更年期のトラブルに効果が期待できます。

〈漢方薬を選ぶ際の重要なポイント〉

漢方薬を飲む際は、自分のからだに合ったものを選びましょう。

自分に合っていない漢方薬や、間違った組み合わせの漢方薬を服用すると、効果が出ない場合や、副作用が生じる可能性が高まってしまいます。

そのため、漢方薬を服用する際は、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談して購入するようにしましょう。

最近ではオンラインで漢方薬の相談ができる「あんしん漢方」というサイトもあるため、こういった手軽に利用できるサービスを使うこともひとつの手です。

生理の悩みをなくして快適に

多くの人が悩んでいる生理不順。

放置してしまうと後々不妊などの悩みにつながるため、早期の改善が好ましいといえます。

生理不順がある方は、早めに受診をしたり、漢方を活用して悩みを解決しましょう!

〈この記事を書いた人〉

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子

元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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