1. トップ
  2. 星空案内人・泉水朋寛が選ぶ、人と宇宙のつながりを考える本3選

星空案内人・泉水朋寛が選ぶ、人と宇宙のつながりを考える本3選

  • 2022.12.12
『天文の世界史』廣瀬匠/著、『写真でつづる四季の星空』牛山俊男/著、『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』スティーヴン・ウェッブ/著

『天文の世界史』は、古代文明において太陽や月が果たした役割から現代的な天文学まで、人がどのように宇宙と向き合い解き明かそうとしてきたのかをユーモア溢れる語り口で紹介しています。実際に夜空を見上げるなら『写真でつづる四季の星空』を。星々の見つけ方や参考になる情報と美しい写真を見ていくうちに、著者と宇宙とのつながりが、読者にも広がっていくかのようです。

ところで、宇宙人はいると思いますか?『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』は「宇宙人」が見つかっていない理由について75の仮説を紹介しています。「私たちが気づいていないだけ」「まだ私たちとコンタクトできる状態ではない」「存在しない」。あなた好みの説はどれでしょうか。

Information

『天文の世界史』廣瀬匠/著

『天文の世界史』廣瀬匠/著

神話から星占い、最新の宇宙物理学までを網羅し、欧米、インド、イスラム、東洋の天文学にも迫った天文の世界史。宗教や政治にも関わりの深い天文学を、文化的な視点で読み解く。学者の情熱や、宇宙に関する驚きの逸話も。インターナショナル新書/760円。

こちらもオススメ

Information

『写真でつづる四季の星空』牛山俊男/著

『写真でつづる四季の星空』牛山俊男/著

季節ごとに現れる星や星座を美しい写真で紹介。探しやすい星や星座なども解説しているので、すぐに夜空を見上げたくなる。誠文堂新光社/1,400円。

Information

『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』スティーヴン・ウェッブ/著

『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』スティーヴン・ウェッブ/著

「宇宙がエイリアンだらけならみんなどこにいるの?」。物理学者フェルミのパラドックスに物理学や数学、SFを総動員して挑む。青土社/2,800円。

profile

泉水朋寛(星空案内人(星のソムリエ®))

せんすい・ともひろ/星空案内人として星空のセミナーや天体観察会の解説員を務める。

元記事で読む
の記事をもっとみる