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家を病院と思っていた母親。これも脳腫瘍のせい…?|20代、親を看取る

  • 2022.12.11

母親が「使いたい」と言っていたのは病院のコップだったことが判明したキクチ│片耳なんちょー(@kkc_ayn)さん。しかし家にはあるはずもなく…。『20代、親を看取る』第6話をごらんください。

寝たきりになった母親の介護のため、実家に戻ってきたキクチさん。ときに無理をしてしまったり、今までとは違う母親の姿に苦しんだりすることも。

そんな中でも、ともに母親を介護する父親と協力しつつ、介護のプロ・ヘルパーさんにも頼りながらお世話をします。

父親の言葉で、ここが家だと理解した母親。ようやく落ち着きも取り戻し、夫婦の絆を目の当たりにしたキクチさんは感心します。

記憶の混乱は脳腫瘍のせいだと聞いていましたが、少し落ち込んでいる様子のキクチさん。元気なころの様子を知っているだけに、母親が変わっていく様子を目の当たりにすると動揺してしまう気持ちは分かりますね…。

親を看取るということについて考える…

この作品は、キクチさんが20代で母親の介護を経験し看取ったあとのことまでを、丁寧に描いています。母親とぶつかったり寄り添い合ったりしながら、何が一番母親のためになるのか、その都度考えて行動するキクチさんや周りの人たちの姿が印象的です。

高齢化が進む中、いずれは親の面倒を見なければいけないと思ってはいても、元気なうちはまだ大丈夫と考えている人もいると思います。しかし、いつ何が起こるか分かりません。

もしキクチさんのように、20代で親を看取ることになったら…あなたにその覚悟はあるでしょうか。いざというときのために、親が病気になったり、寝たきりになったりした場合どうしたらいいのか、家族で話す機会を持つようにするといいですね。

『20代、親を看取る』は、病気で寝たきりになった母親の介護を通して、命との向き合い方や、亡くなった後に遺族がすべきことを学べる作品です。

著者:sa-i

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