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私の不倫は特別なの…27歳女性が既婚の社長にカラダをゆるしてしまったきっかけ【前編】

  • 2022.12.10

不倫を経験した女性に話を聞くと「まさか自分が不倫に夢中になるなんて思ってもいなかった」という言葉をよく聞きます。しかし自分には無縁だと思っていたのに、気づいたら道ならぬ関係に溺れ、抜け出せなくなってしまうことがあるのだとか…。今回は、既婚男性の甘い言葉を信じた結果、信じられない悲劇が待ち受けていたという真子さん(当時27歳)の経験談を聞いてきました、

もともとは不倫反対派だったはずなのに…

PR会社に勤めていた真子さんが、昌也さんと出会ったのは27歳の時でした。取引先のベンチャー企業の代表が昌也さんだったのです。

「昌也は37歳で私の10歳年上でしたが、最初にひと目見た時から素敵だな…と思っていました。いかにもモテる経営者という感じでしたね。でも、彼が既婚者であることは知っていたし、単なる“取引先のイケメン社長”くらいの感覚でした」

真子さんはもともと、不倫反対派。これまでも仲の良い女友だちが不倫にハマるたびに「時間の無駄だよ」「人の家庭を壊すなんて最低だよ」と説教してきたほどです。

「世の中の不倫に溺れる人たちを、いつも心のどこかで馬鹿にしていたんです。だからまさか自分が不倫することになるなんて、想像していませんでした。

きっかけは、ある時二人で飲みに行ってしまったこと。大きな会社ではないので、社長の彼と直接打ち合わせすることもあり、打ち合わせの帰りに食事に誘われたんです。二人きりで食事に行くことに抵抗はありましたが、相手は取引先の社長だったので断れなくて…」

最初は仕事の話が中心でしたが、お酒が進むにつれてプライベートの話になっていきました。

悪妻に苦しめられる彼に抱いた、同情心

「彼の奥さんは、元芸能関係とかで、『奥さんが超美人らしい』というのは会社でも有名でした。ところが彼と飲んでいる時に、『奥さん、すごく美人だって評判ですよ』と話題を振ったら、彼は顔を曇らせるんです。その際に、奥さんとは全くうまくいっておらず、離婚も考えているんだと知りました」

昌也さん曰く、以前は優しくて可愛らしかった妻が、結婚後豹変してしまったというのです。

もともとはモデルの仕事をしていましたが、結婚を機に引退。専業主婦になったものの、家のことは一切やってくれず、昌也さんのカードでブランド品ばかり買い漁っているのだとか。さらには年下の男性と浮気までしているという始末。

「それを聞いたら彼のことがかわいそうになってしまって…。その日以来、昌也とは二人きりで会うようになりました。3回目くらいでカラダの関係ももちましたが、罪悪感はありませんでした。悪いのは奥さんだからです。

昌也は、悪妻に苦しめられているかわいそうな男性なんだ、私が助けてあげたい…と思うようになりました」

不倫を正当化してますますのめり込み…

昌也さんとの関係を、親友にだけは打ち明けたという真子さん。ところが親友からは強く責められてしまったと言います。

「親友からは『前に私が既婚者といい感じになった時、猛反対していたよね? なのに結局自分は不倫するの?』とキツく叱られて…。でもそもそも、私との関係が始まる前から、昌也は奥さんとの離婚を考えていました。夫婦はもう破綻していて、ほぼ離婚しているようなものだし、私の場合は単なる不倫とはちょっと違うんです。

親友からは『他人からしたら、やってることはその辺の不倫カップルと一緒だよ。早く目を覚まして』と言われてしまいましたが、納得できませんでした」

こうして親友の忠告にも耳を貸さず、真子さんは昌也さんとの関係にますますのめり込んでいきました。

不倫にハマる女性がやりがちなのが、自らの行為を正当化し、自分は悪いことをしているわけではないと言い聞かせてしまうこと。しかし本人たちにどんな言い訳があったとしても、不倫は不倫です。たとえ恋に溺れても、冷静さや客観性を失わないようにしたいものです。

©K-Angle/Gettyimages
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※ 2022年12月10日作成

文・取材 小泉幸

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