1. トップ
  2. 恋愛
  3. 不倫した妻を訴えました…サレ夫が驚愕した「元昼顔妻の恐るべき実態」【第3回】

不倫した妻を訴えました…サレ夫が驚愕した「元昼顔妻の恐るべき実態」【第3回】

  • 2022.12.10

38歳会社員の男性の祐介さんが妻に不倫をされて離婚した後、まだトラブルは続いていました。不倫はいつまでも尾を引きます。民法709条違反となる不倫。そんな不倫が実は身近でも起こっています。【実は身近にある不倫】シリーズ、野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。

【実は身近にある不倫】元妻を訴えた夫、勝利の兆し

祐介さんは離婚後、すぐに婚活を始めて新しいパートナーと出会います。そして1年後、パートナーと同棲を始めました。しかし、同棲前までは子どもとの面会交流が月1泊2日で行われていたのに、何かと理由をつけて子どもと会わせてくれなくなりました。

元妻は祐介さんの新しいパートナーのTwitterアカウントを見つけ「この女性のツイートを見るかぎり、子どもの教育に悪い人なので子どもには会わせられない」と言うのです。しかし祐介さんの新しいパートナーは教育に悪いどころか教育関係の仕事にも携わっている女性でした。

さらに元妻は、新しいパートナーが同棲のために引越した当日「ここが新居です!」とTwitterに写真を投稿すると、間取りだけで自宅を特定し「なんでわざとうちから550mしか離れていない所に引っ越してきたんですか!?」と祐介さんのパートナーにDMを送りつけてきたのです。当時は元妻の住所も知らず、本当に偶然近所だっただけなのに。そして、元妻は祐介さんを着信拒否にしてしまいます。元妻のTwitterのアカウントも削除されてしまいました。

「元妻と連絡が取れないので義母に連絡しても全く話が噛み合いません。

元義母に『娘さんをきちんとしてください。面会交流をしてくれないと不倫の訴訟や面会交流調停を起こします。〇月〇日の17時まで返信を待っているので、返信がなければ法的手段に出ます。娘さんには支払い能力もありませんし、訴訟を起こすと弁護士費用もかかります。それを払うのはあなた達、親ですよ。お互い無駄なお金を使うことになります。きちんと面会交流をさせてくれれば訴訟は起こしません』とメールしましたが、返信はありませんでした。

なので、子どもたちには本当に申し訳ないのですが元妻を不倫で訴え、面会交流調停を行うことにしました。運が良いことに、新しいパートナーは仕事上いろんな人と付き合いがあって人脈が広く、男女問題のスペシャリストと呼ばれる最強弁護士を紹介してくれました」

そこからは裁判と面会交流調停の準備に入りました。不倫の証拠や今までの面会交流の日程を弁護士に送ると、内容証明を作成・送付してくれました。
しかし、ここからまた非常識な出来事が起こります。

「内容証明を送ったら受取拒否されたと弁護士から連絡が来ました。通常、内容証明が届いたら速やかに内容を確認して弁護士に相談しに行きます。しかし、元妻は内容証明の実物が手元にないので弁護士に相談しに行けません。正直、元妻がここまで常識がないとは思っていなくて驚きました。弁護士さんも『内容証明の受取拒否なんてここ数年で久しぶりですよ』と笑って呆れていました。とりあえず内容証明と訴状では慰謝料300万を請求しています」

祐介さんのパートナーは他にも内容証明を拒否しているような常識のない人がいないのかTwitterで「内容証明 拒否」で検索をかけると「元夫が弁護士をつけて訴えてきた。内容証明は受取拒否した」という内容のツイートを見つけました。そのアカウントは自身の顔写真も載せていたため、パートナーが祐介さんに確認したところ、元妻本人だと確定。しばらくはそのアカウントを見て元妻の様子を探っていましたが、訴状を送った途端、鍵アカウントとなったとのことです。

さて、訴状が届いてようやく弁護士を探し始めた元妻でしたが、第一回目の裁判までに弁護士をつけることができず、何もないまま第一回目の裁判は終わりました。

「弁護士さんは『後は慰謝料の金額を決めるだけですね』と余裕の表情でした。実は離婚直前、元妻と連絡が取れなくなったので元妻の職場に行ったり何度も電話をかけていたりしたら元妻が警察に『夫の電話がしつこい』と相談したらしいんです。

それであるとき警察署から電話がかかってきました。警察署の方は『奥様からお話はうかがいました。奥様は不倫をされたと自分でおっしゃっていました。ストーカー対策のため、こちらも一応電話をしないといけない決まりなので電話したのですが、これはストーカー案件ではないので…』と呆れていました」

そして、裁判の第二回目を迎えようとしたとき、ようやく元妻側に弁護士がつきました。しかし、元妻側の弁護士の意見書には驚くべきことが書いてありました。

「数年前から既に夫婦は破綻状態にあったと書いてあったんです。破綻なんてしていないですし、こちらの弁護士さんいわく、夫婦の破綻状態とは何年も別居状態が続いていることを言うそうなので、これには当てはまりません。嘘ばかりの内容でした。

こちらの弁護士さんによると『何も勝ち目がないときよく使われる手法ですよ、安心してください』とのことでした。また先日、電車に乗っていたら元妻と息子を見かけました。慌てて車両を変えたのですが、元妻は追い詰められているのかマスク越しでもやつれているのがわかりました。ずっと会えていない息子が元気そうだったので、それは嬉しかったです」

パートナーとも順調で、日々おいしいものを食べに行ったり映画を観たり、結婚していたときはお小遣いが月1〜1.5万円で欲しいものが買えなかったので今は好きな映画のブルーレイボックスなどを買って楽しく幸せに過ごしているという祐介さん。

内容証明を拒否したがために弁護士をつけるのが遅くなってしまった元妻。無知でいると損をします。それに今はネットで何でも調べられる時代なのになぜ内容証明を拒否したのか不思議でなりません。祐介さんには今、不倫裁判の勝利の兆しが見えています。

©monzenmachi/Getty Images
©Farknot_Architect/Getty Images

取材・文 野々原なつめ

元記事で読む
の記事をもっとみる