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【日本三大湖】琵琶湖の次に大きい湖はどこ?水深や貯水量のTOP3もご紹介

  • 2022.12.10

日本で最も大きい湖といえば滋賀県にある琵琶湖であることは広く知られています。 では、琵琶湖の次に大きい湖はどこでしょうか?

琵琶湖を含めた面積が大きい上位3つの湖は、「日本三大湖」といわれています。 琵琶湖は知っているけれど、2番目3番目ともなると・・・となるかもしれません。 そこでここでは、日本三大湖と水深や貯水量TOP3の湖をご紹介します!

日本三大湖はどこにある、なんという湖?

 

日本三大湖は以下の湖になります。

・滋賀県にある「琵琶湖」  ・茨城県にある「霞ヶ浦」  ・北海道にある「サロマ湖」

圧倒的広さを誇る「琵琶湖」

琵琶湖の面積は670.25㎢。 数字で表しても分かりにくいですが、滋賀県の面積の1/6を占めています。

琵琶湖の大きさを、他のものに例えてみました。 ・東京ドーム1,434個分 ・東京ディズニーランド敷地面積17個分 ・淡路島よりもやや大きい

他のものと比較すると、琵琶湖がどれほど大きいのかがよく分かります。 ちなみに、日本で2番目に大きい霞ヶ浦の約3倍もの大きさがあります。

その大きさ、まるで海のよう!

日本最大の面積と貯水量を誇る琵琶湖が存在する滋賀県は、「内陸8県」とも呼ばれる海の無い自治体です。 そのため、滋賀県民にとって琵琶湖はまるで海のような存在なのです。

琵琶湖は都から近い淡水の海として「近淡海(ちかつあふみ)」と古くから呼ばれていました。 「万葉集」では、「淡海乃海(あふみのうみ)」と記載されており、運航の要にもなっていたのです。

世界は広い!世界の湖の大きさではなんとまさかの・・・

日本では圧倒的な面積を誇る琵琶湖ですが、世界の湖と比べると上位の存在とはいいにくいかもしれません。 なぜなら、淡水湖のみでは129番目、塩湖を含めると188番目の大きさなのです。

さらにダム湖を含めるとまさかの200番目以下になります。 日本一の広さを誇る琵琶湖ですが、まさに世界は広いようです。

関東きっての巨大湖「霞ヶ浦」

日本三大湖の1つである霞ヶ浦は、琵琶湖に次いで日本で2番目に大きい湖です。 霞ヶ浦は、茨城県南東部に広がる湖で、その湖面積は220.0㎢になります。

海の一部が土砂の堆積により切り離されてできた海跡湖です。 元々は海だったんですね!

名前の由来は訪れた天皇の発言から?

霞ヶ浦という名前の由来に関しては諸説ありますが、一説には、「常陸国風土記」の「香澄(かすみ)の里」が由来だといわれています。 古代日本の英雄「日本武尊」の父、「景行(けいこう)天皇」が即位する前に、下総の国(現在の千葉県)に訪れました。

その際、付き随う臣下に「海には青波が浩行い(ただよい)、陸には霞空が朦く(たなびく)。國は其の中より朕が目に見ゆ」と言ったと伝わっています。 この「陸には霞空が朦く」という一節が霞ヶ浦という名前の由来だというのです。

霞ヶ浦?霞ケ浦?どちらが正解?

霞ヶ浦は、「霞ヶ浦」と「霞ケ浦」どちらの表記もされます。

国土地理院発行の「標準地名集」では「ケ(大文字)」が用いられているので、地名としては「霞ケ浦」が正式表記です。 ただし、一概にどちらが正しいという判別は難しいらしく、国は「ヶ(小文字)」、茨城県は「ケ(大文字)」を用いることが多いようです。

北海道では一番大きな湖「サロマ湖」

日本三大湖の3つ目は、北海道にある「サロマ湖」です。

サロマ湖は北海道では一番大きな湖であり、北見市・佐呂間町・湧別町の3つの街にまたがっています。 面積は約152㎢、周囲91kmあります。

オホーツク海とつながる汽水湖であるサロマ湖の美しい水面は、他の色では形容できないとして「サロマブルー」と呼ばれています。

名前の由来はアイヌ語から

サロマ湖の名前の由来は、アイヌ語でヨシが生える川を意味する「サル・オマ・ペツ」からきているとされます。 これは本来、流入河川の1つである佐呂間別川を指した地名で、サロマ湖自体は「トー(湖)」と呼ばれていました。

水深や貯水量のTOP3

 

日本三大湖は面積の広さTOP3です。 そこで、視点を変えて水深や貯水量で日本の湖を比較してみましょう!

ここからは水深TOP3、貯水量TOP3の湖をご紹介します。

最も水深のある湖TOP3

日本の湖を水深のある順に並べると、TOP3はこちらになります。

・秋田県の「田沢湖」  ・北海道の「支笏湖(しこつこ)」  ・秋田県・青森県の「十和田湖」

田沢湖【秋田県】

日本で一番水深のある湖は、秋田県にある田沢湖(たざわこ)です。 最大水深は423.4mで、日本では第1位、世界では第17位の深さを誇ります。

田沢湖は秋田県中東部に位置しており、その大きさは日本で9番目となる25.8㎢です。 湖面標高は249mにあるので、最深部の湖底は海面下174.4mです。 180~140万年前の爆発的噴火によるカルデラが湖になったとされています。

実は田沢湖、北国の秋田県にあるにも関わらず湖面は真冬でも凍ることはありません。 その理由は究明されていませんが、一説には水深が大きい田沢湖の水中では対流が起こりやすいからとも、熱量の放散がゆるやかに進むためといわれています。

支笏湖【北海道】

日本で二番目に深い湖は支笏湖(しこつこ)です。 支笏湖は北海道千歳市にある淡水湖で、水深は360mです。 面積は琵琶湖の1/9程度で、国内では8番目の大きさになります。

支笏湖は火山の大噴火によって形成された支笏カルデラに水が溜まってできました。 日本最北の不凍湖で、温かい水が湖深部に残存しているため湖面の水温が下がりにくくなっています。

また、支笏湖は透明度の高さもほこります。 環境省の湖沼水質調査においては透明度日本一にも認定されています。

十和田湖【秋田県・青森県】

日本で三番目に水深がある湖は十和田湖(とわだこ)です。

十和田湖は秋田県鹿角郡小坂町と青森県十和田市にまたがる湖で、最大水深は326.8mになります。 日本で12番目の面積で、十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖です。

十和田湖は「十和田湖および奥入瀬渓流」として、文化財の特別名勝および天然記念物に指定されています。 それもあってか観光地としても人気で、冬季以外は遊覧船が就航しています。

貯水量が最もある湖TOP3

貯水量は湖の面積や水深によって変わってきます。 最も貯水量がある湖TOP3は以下の通りです。

・滋賀県にある「琵琶湖」  ・北海道にある「支笏湖」  ・北海道にある「洞爺湖」

琵琶湖【滋賀県】

貯水量第一位は、日本最大の面積を誇る琵琶湖です。 滋賀県の面積の1/6を占める琵琶湖の貯水量は27.5㎦。琵琶湖の水を1人で全部飲むには、1日1.2リットル飲むと仮定すると、538万8,127年かかります。

琵琶湖の湖水は淀川流域の上水道として利用されていて、京都市は琵琶湖疏水(そすい)から取水しています。 このように、琵琶湖疏水や淀川水系を通じて京阪神エリアに水道水を供給している琵琶湖は「近畿の水瓶」と呼ばれることもあるのです。

支笏湖【北海道】

日本で2番目の貯水量を誇るのが、北海道千歳市にある支笏湖です。 貯水量は20.9㎦で、琵琶湖3/4 の貯水量があります。 支笏湖は水深第2位の湖としてもご紹介しましたよね。

洞爺湖【北海道】

日本で3番目の貯水量がある湖は、北海道虻田郡洞爺湖町(あぶたぐんとうやこちょう)と有珠郡壮瞥町(うすぐんそうべつちょう)にまたがる洞爺湖(とうやこ)です。 周辺は支笏洞爺国立公園に指定されていて、洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に登録されています。

そのほか、日本百景、新日本旅行地100選にも選定されています。 貯水量は8.19㎦で、面積は日本で9番目、カルデラ湖としては日本で3番目の大きさです。

まとめ

 

日本には大小合わせて12000以上の湖が存在しています。 日本の中で特に大きい湖を日本三大湖と呼ばれていますが、圧倒的な大きさを誇るのが琵琶湖です。

さらに、貯水量や水深別で見てみると、日本三大湖以外にも有名な湖はたくさんあります。 面積別・水深別・貯水量別に比較してみるとそれぞれの湖の特徴がよく分かります。

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