還元率高め！黒毛和牛がお得に食べられるふるさと納税【牛肉】3選

黒毛和牛の高級牛肉は、ふるさと納税の返礼品の中でもかなり人気が高いものの一つです。普段ならば、お肉屋さんで値段を見て購入を躊躇してしまいがちですが、返礼品としてなら手を出しやすいのが上位にランクインする秘密かもしれません。

そこで今回は、高還元率でおすすめの黒毛和牛を3つ紹介します。

ふるさと納税とは、地元や自分が応援したい自治体に寄付をできる制度です。

確定申告時に手続きをすると、合計の寄付金額から2,000円を引いた金額について、所得税の還付と住民税の控除が受けられます。会社員ならワンストップ特例制度（5自治体まで）を活用すれば、確定申告の必要がありません。

その上で、各自治体から返礼品がもらえる仕組みなので、非常にお得感があります。

黒毛和牛とは「黒毛和種」という品種のことです。日本の三大和牛は、近江牛（滋賀県）、松坂牛（三重県）、神戸ビーフ（兵庫県）を指します。

ほかにも、米沢牛（山形県）、村上牛（新潟県）、飛騨牛（岐阜県）、佐賀牛（佐賀県）、宮崎牛（宮崎県）などさまざまな種類があります。

これらの黒毛和牛は、ふるさと納税の返礼品として大人気です。

ふるさと納税の返礼品と還元率とは、寄付金額に対しての市場価格の割合を算出したものです。還元率が100％に近いほど市場価格に近い金額で手に入れられるので、お得感があります。

ただし、2019年に総務省によって「返礼割合を3割以下にすること」という基準が定められました。しかし、仕入れ値が基準であるため、市場価格を基準にした場合は3割を超える返礼品が少なくありません。

それでは、返礼品でおすすめの黒毛和牛を紹介します。

宮崎牛は、クセがなくジューシーで甘い脂が特徴です。宮崎県宮崎市では、寄付金1万5,000円で、なんと1kgのすき焼き用宮崎牛切り落としが送られてきます。

宮崎牛の一般価格を1万円として計算すると、還元率は67％で、内閣総理大臣賞を連続で受賞した宮崎牛を、かなりお得に堪能できます。

ラ・フランスやさくらんぼの産地として知られる山形県村山市は、ふるさと納税の返礼品として山形牛も多数取り扱っています。

おすすめは、寄付金1万6,000円の返礼品「特選山形牛サーロインステーキ」です。200gのステーキ2枚、計400g分が送られてきます。山形牛の一般価格を1万円として計算すると、還元率は62％です。

岐阜県大野町（おおのちょう）はバラ苗の生産が日本一を誇り、返礼品としての一番人気はバラ苗ですが、飛騨牛も人気があります。

おすすめは、寄付金4万円の返礼品「A5等級飛騨牛スライス1kg」です。きめ細かく柔らかな飛騨牛のスライスが1kgも送られてきます。すき焼きやしゃぶしゃぶに最適で、飛騨牛スライスの一般価格を2万2千円として計算すると、還元率は55％です。

牛肉は、ふるさと納税の返礼品として多くの自治体が掲載しています。どれも美味しそうで迷ってしまうかもしれませんが、必ずしも満足のいくものが届くとは限りません。量や寄付金額に惑わされないことが大切です。

より良い牛肉が自宅に届くように、ふるさと納税サイトの口コミなどもチェックし、評価の高いものを選びましょう。

また、一度に大量の返礼品が届くと冷蔵庫に入り切らないことがあります。牛肉は日持ちしないので、冷蔵庫整理をして冷凍・冷蔵スペースを確保しておきましょう。

ふるさと納税の返礼品として牛肉を選ぶなら、やはり高還元率の黒毛和牛はとても魅力的です。

物価の上昇とともに、高価な牛肉にはなかなか手を出しにくくなってきたので、ふるさと納税は食卓を充実させるチャンスです。

今回ご紹介した返礼品を参考にお好みの牛肉を見つけて、いつもよりちょっと贅沢な気分を味わってみてはいかがでしょうか。

文・藤野こと（ライター）