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知らない人からメッセージが…絶対やってはいけないNG行為5選

  • 2022.12.10

ツイッター、インスタグラム、YouTube、TikTokなど、SNSで気軽にコミュニケーションができる時代になってきました。便利になった一方で、詐欺などの被害が増加しています。そこで今回は現役弁護士の私が、被害に遭わないためにやってはいけないことを5つ紹介します。

■やってはいけないこと1:URLをクリックする

「〇△銀行です。以下のURLよりお客様のパスワードのご変更をお願いします。」

こんなメールが来たら、ついURLをクリックしてしまうかもしれません。飛んだ先は本物の銀行のサイトとそっくりのサイトで、信じてしまいパスワードを入力してしまった……、なんて話をよく聞きます。

フィッシング詐欺と呼ばれる手法ですが、本物そっくりのメールを装っていることが多いので、つい騙されてしまいがちです。しかし、本物の銀行がメールでパスワードを聞いてくることはありません。パスワードの入力を促すようなURLが送られてきても、クリックしないようにしましょう。

■やってはいけないこと2:メールアドレスに返信する

「お客様が利用されているサイトの利用料金が未払いとなっています。至急以下のメールアドレスまでご連絡ください。」

典型的な詐欺の手口ですので引っかかる人は少ないと思われますが、詐欺業者はこのようなメールを大量に送信し、返信してくる人を待っています。身に覚えのないメールは返信しないようにしてください。

■やってはいけないこと3:電話する

「裁判所からの最終通告書となります。支払いがない場合、あなたの口座が差し押さえられます。下記の電話番号までご連絡をお願いします。」

このようなメールも典型的な詐欺の手口ですが、裁判所からいきなりメールで連絡が来ることはありません。詐欺業者はあなたが電話をかけてくるのを待っており、裁判所の職員、弁護士、警察官などを装って騙してきます。

■やってはいけないこと4:フォローする

「素敵な写真ですね!フォローさせてください。よろしかったら相互フォローお願いします!」

インスタグラム等でこのようなDM(ダイレクトメッセージ)が送られてくることがあります。もちろんすべてが怪しいDMではありませんが、情報商材を売りつけるためにフォロワーを増やしている人もいます。プロフィールを確認してみて、怪しかったらフォローしないことをおすすめします。

■やってはいけないこと5:「いいね」やリツイートする

知らない人からのメッセージではありませんが、フォロー外の知らない人から流れてきたツイートを気軽な気持ちで「いいね」したり、リツイートしたりすることがあるかもしれません。

しかし、誹謗中傷ツイートを「いいね」したり、無断転載された画像のツイートをリツイートしたりしてしまうと、あなたも責任を負う可能性があり、実際に裁判となってしまった事例もあります。

■詐欺メールは手口が巧妙化しているので注意!

「知らない人からの怪しいメールに引っかかるわけがない」と思われるかもしれませんが、近年は手口が巧妙化しており、銀行そっくりのメールを送り付けて、パスワードを入力させる等のフィッシング詐欺が増加しています。

また、インフルエンサーを装った情報商材の被害も増加しているので、注意してSNSを利用するようにしてください。

文・幸谷泰造(弁護士)
ソニー(株)の知的財産部で国内外の特許関連業務を担当。その後、弁護士として特許訴訟や無効審判等の係争業務をはじめ、技術系企業の契約関連業務、知的財産デューディリジェンス、知的財産コンサルティングなど、知的財産やIT関連法務に数多く従事。

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