「あの人、自分勝手すぎ！！」と本人に送信！即既読になり、大慌て！！その後？

気軽にメールを送れるLINE。
いつも交流をしていない人とでも、「ちょっと連絡をとってみようかな」という気持ちにさせてくれますよね。
今回は、気軽にLINEを送ってくるママ友との、LINE誤爆送信エピソードを紹介します。

子どもが幼稚園に入園したばかりの、Wさん。
クラスのなかで委員長をしてくれることになったママさんから、
「クラスの連絡をするときに使うので、グループLINEに登録をしてください」
といわれ、クラスの全員がグループLINEに登録をしました。

グループLINEに登録をすると、メンバー一覧があるため、連絡先を交換していなくても連絡がとれるようになります。
写真や名前で「○○くんのママだ」などと予想がつくため、連絡をしたい人に個人的に連絡をすることがあったようです。

Wさんは他のママさんと交流はあまりなく、グループLINEから個別で連絡をすることはありませんでした。

ある日の夜、Wさんが夜ご飯の片付けをしていたときに、LINEのメール着信音が鳴りました。
メールの相手は、子どもと同じクラスのFちゃんママ。

子ども同士は仲が良く、幼稚園ではよく遊んでいるようでしたが、個別に連絡先を交換したことはありません。
グループLINEのメンバー一覧から連絡をしてきたようです。

メールの内容は
「こんばんは！日曜日に、A公園にいくのですが、ご一緒にいかがですか？」
というものでした。

Wさんはメールを読んで、
「突然メールしてきたことに対してひと言も触れていない」
「夜分にすみません、の言葉もない」
ということに、とても驚きました。

しかし、メールの文章で誤解を生んでしまい、ママ同士のトラブルになるわけにはいきません。

Wさんは当たり障りのないメールで
「申し訳ございません。予定が入っているため、日曜日はご一緒できません。また今度、お誘いいただけると嬉しいです」
と返事をしました。

その後、「わかりました」という返事すらありませんでした。

「きっと、気まぐれで誘ってきたのだろう」
このときは軽くそう思っていました。

この日を境に、Fちゃんママのお誘いメール攻撃が始まりました。

Wさんの家が寝かしつけを始める時間に、いつも突然、Fちゃんママからのお誘いメールがきます。

「○○公園で遊びませんか？」
「××にある支援センターにいきませんか？」

Fちゃんママと、あまり話したことがないWさん。
LINEのメールには、Fちゃんママの用件のみが書いてあり、こちらを気遣う様子を感じられません。

面倒だな、と感じながらも、Wさんはやんわりと断り続けました。

お誘いメールを断り続けていても、それでもめげずに誘ってくるFちゃんママ。
Wさんは、断り続けるのもさすがに疲れてきたそうです。

ある日の夜、LINEのメール受信音が鳴りました。
「またFちゃんママ……？」
うんざりした気持ちでメールを見ると、やはり予想どおりFちゃんママからでした。

「明日は晴れのようなので、朝から遊園地にいきませんか！？」

……はぁぁ！！？

明日とか、誘いが急すぎる！
朝からとか、こちらの都合を聞きましょうよ！！
しかも、ママ同士がそこまで話したこともないのに遊園地って、どういうこと！？

Wさんの我慢はもう限界！
これは誰かに話さないと無理……！！

WさんはいつもLINEでやりとりをしている、仲の良い友人にすべての愚痴を吐き出すことにしました。

「いま、例のママ友さんからまたメールきたんだけど！毎回断っているのに、なんで誘ってくるのかな！？いつも突然だし、こっちの都合考えてないし、自分勝手すぎる！！」

イライラ任せに文章を書いたWさんは、すぐに送信をしました。

言葉にして気持ちを整理したおかげで、Wさんは少し落ち着いてきました。

そしてふと、気がつきました。
いつもLINEをしている仲の良い友人は、いつもすぐに返信をくれるのに、今日は来ていません。

気になってLINEの画面に目を向けると……

送信先：Fちゃんママ

そう……
Wさんは、イライラの原因である本人に、LINEを送信してしまっていたのです……！！

「やばい！」とWさんは慌てたのですが、時は既に遅し。
「既読」になっていました。

誤爆メールを本人に送信してしまってから、Fちゃんママからのお誘いメールはなくなりました。
幼稚園の行事で出席する際も、お互いに避けているとのこと。

それからというもの、WさんはLINEを送信する前に、必ず送信先をチェックするようになったそうです。

ママ友さんからのお誘いを断るのは、勇気がいりますよね。
断り続けていても、めげずに誘ってくるFちゃんママの根性もすごいですね。

同じ幼稚園のお子さまを持つママ同士とはいっても、節度や礼儀は大切です。
程よい距離感をたもって、ママ友さんと過ごしたいですね。

ftnコラムニスト：haru