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結婚1年半「子どもができない」夫婦の涙が笑顔に変わった、養子縁組という選択

  • 2022.12.8

この漫画は、インスタグラムで特別養子縁組で迎え入れた息子との日々を記録しているOnigiri_Momさんの体験談を元にしています。結婚して1年半がたつころ、不妊の事実を知り落胆する夫婦。それでも「わが子」と過ごす未来を諦めきれず、養子縁組という選択をします。「子どもができない」と知った2人の涙が笑顔になるまでを描いた作品『養子縁組で親になる』の見どころとなるエピソードをごらんください。

子どもができないと知った夫婦が目指した「養子縁組」という未来

結婚して1年半がたったころ、不妊の事実が判明した夫婦。このまま2人で過ごす未来も想像しつつ、さまざまな葛藤をへて「特別養子縁組」という選択に至ります。

養子縁組で親になるための登録を済ませた2人。サポートを受けるために転居もしました。

そしてやっと、待ちに待っていた知らせが届きます。

ついに、養子縁組の打診が

「特別養子縁組を希望する男の子がいる」と、ついに児童相談所からの知らせを受けた2人。詳しい話を聞き、絶対にお父さんお母さんになる、と決意します。

今後、受け入れることになる男の子のことを、原案者であるOnigiriMomさんは「おにぎりくん」と呼んでいます。早くおにぎりくんに会いたくて、言葉にならないほどの気持ちを抱えている2人。不安と期待が入りまじる様子が伝わります。

特別養子縁組で親になる夫婦がいれば、同時に「赤ちゃんと離れる」という選択をした生みの親もいます。OnigiriMomさんはおにぎりくんを生んだ女性に対しても、常に尊重する気持ちを持っていたことが、本編から伝わります。

おにぎりくんを幸せにするため、たくさんの大人が決断した結果、夫婦とおにぎりくんは親子になることになったのですね。

夫婦が前向きになれた要因は、海外での経験

実は、不妊の事実が判明した当初、ひどく落ち込んでいた夫。親になれないことへの疑問や焦りを抱える中、2人は海外で暮らしていたときのことを思い出します。

海外では、養子縁組の光景をよく目の当たりにしていたこと。自分たちも、ホストファミリーに受け入れてもらったこと。そして何より、自分たち夫婦にも血のつながりはないことに気づき、養子縁組の選択へと思い至ったのです。

「不妊」「実子はのぞめない」という言葉にショックを受けた2人ですが、そのままお互いの気持ちを沈ませることなく「養子縁組」という次の方法を導き出した姿が印象的なエピソードでした。「家族の形は1つではない」ということにあらためて気づかせてくれる漫画作品です。

イラスト:くまの広珠

著者:ももこ

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