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なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】

  • 2022.12.8
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鳥取といえばやっぱり鳥取砂丘!でも、実は禁止事項も多い!?

鳥取に出張にやってきました。実は全国47都道府県の中で一番人口が少なく、市の数も少ない鳥取県。そう思うとどこか尊い、、という気持ちが生まれてきます。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
出典 FUDGE.jp

そして鳥取といえば「鳥取砂丘」。一度行ってみなくては、ということで空港からまずはそのまま鳥取砂丘へ移動。すると、目に飛び込んできたのが、砂丘の目の前に今年の夏にできた、世界的に有名な建築家隈研吾さん設計のタカハマカフェ。とても不思議な形をしています。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
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そしてこちらが鳥取砂丘!広い!白い!美しい!なんとこの砂丘、東京ドーム約820個分の広大な砂地なのです。なかなか海までたどり着けません。砂の感触を感じる裸足やサンダルもおすすめですが、夏場は砂が60℃近くの高温になることもあるので注意が必要!そしてさらに驚いたのが、砂丘の砂を持ち帰ることや砂丘に絵や文字など落書きをすることが禁止されているということ。花火や砂丘海浜での遊泳も禁止です。実は鳥取砂丘は国立公園。「日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例」 で禁止されている行為に当てはまるのです。この美しい砂浜を長年ここまで保てている理由がここにあるんですね。

 

歴史背景の厚みがすごい!「亀甲や」の鳥取と二十世紀梨への愛が生んだ、新食感お菓子

さて今回お土産に選んだのが、このどこか懐かしい包装紙の梨ゼリー「二十世紀」。作っているのはなんと創業140年以上、鳥取県で一番の老舗である「亀甲や」。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
出典 FUDGE.jp
なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
出典 FUDGE.jp

包装紙を広げるとなんと「亀甲や」を中心とした鳥取市内の地図になっているのです!鳥取愛をとても感じる包装紙にほっこり。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
出典 FUDGE.jp

そして中身を見て驚いたのが、このゼリー。まさに二十世紀梨を輪切りにしたような姿なのです。小包装のデザインも渋くて可愛いです!

ゼリーの表面はサラリとした質感で、細かい砂糖が全面にまぶしてあるような手触り。うっすら透き通っていて、あまり手に取ったことのないような質感。琥珀糖のような、ゼリーのようなものを想像していたのですが、食べてびっくり!なんて不思議な食感なのでしょう、、!水飴をぎゅっと凝縮させたような歯応え。噛むとしっかりねっとり。昔食べたことがあるような、懐かしい食感です。しばらく噛んでいると少しずつ溶けて梨の水飴のよう。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
出典 FUDGE.jp
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食べてみないと梨の実を薄切りにして砂糖漬けしたお菓子と思われそう。

食べたことのない食感と、キレイでかわいい見た目、ほんのり優しい甘い香りに癒されます。緑茶というよりハーブティーやジャスミンティーなど華やかな香りのお茶に合いそうです。

 

なんと創業明治元年!だけど新食感!鳥取「亀甲や」の「二十世紀」ゼリー【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち!】
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二十世紀という名前なので、二十世紀梨を思い浮かべていましたが、原材料をよく見てみると水飴、砂糖、寒天、寒梅粉、香料のみ。むむむ!?梨が入っていない!と思い、ちょっと調べてみたところ、歴史的背景があることがわかりました。

鳥取県の二十世紀梨が初めて栽培されたのは明治36年のこと。栽培が難しい二十世紀梨に天災が続き、黒斑病の大発生が。二十世紀梨は風前の灯火となりました。そして「二十世紀」ゼリーが作られたのは大正11年のこと。栽培が難しい二十世紀梨を広く全国に紹介するために、「亀甲や」が梨を使わないお菓子を開発したのだそう。その後、栽培技術の向上や品質の改良など、血の滲むような努力と鳥取の風土によって、二十世紀梨は鳥取の名産となっていったのです。

しかし、この「二十世紀」ゼリーの美味しさと懐かしさはずっと変わりません。鳥取と二十世紀梨への愛が詰まった、素晴らしいお菓子なのです。

 

身近な日本の軌跡と奇跡。「旅するデザイナーrumi」のInstagram。
@find_rumi

 

 

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